先日、数年前の入試でお姉さんが受講してくださった方から、連絡をいただきました。
5年生の弟さんの同志社国際中学入試まで、あと1年2カ月ほど、入試までの取り組み方について作戦会議をしました。
A選考専願で受験したい
同志社国際中学は以下の語学資格の基準を満たせば、試験当日はA選考専願(面接のみの入試)で出願できます。
- TOEFL iBT 68点以上
- 実用英語検定準1級以上合格
- TOEIC Listening & Reading 730点以上
- ケンブリッジ英検(for Schoolsを含む)B2 First (FCE)160点以上
小学生にとって、簡単な基準ではありませんが、是非A選考専願で受験したいですね。
A選考専願の方が倍率が低い!
先日相談を受けた方は、「エッセイで受験をする可能性もありますが、エッセイはいつ頃から対策を始めたらいいでしょうか?」
と、悩まれていました。
A選考専願(面接のみ)とA選考併願(英語エッセイと面接)の試験では、倍率が大きく違います。
A選考専願
2024年度入試の志願者34人、合格者25人(1.36倍)
2023年度入試の志願者36人、合格者30人(1.2倍)
A選考併願
2024年度入試の志願者28人、合格者16人(1.75倍)
2023年度入試の志願者42人、合格者14人(3.0倍)
とA選考併願の倍率が高いです。
是非英語の資格基準をクリアして、A選考専願で受験したいものです。そこで、まずは英語資格の対策に集中するといいです。
・・・とは言え、以前に比べてA選考専願も難化しているかもしれません。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
まずは英語資格対策に集中を!
例年通りなら12月入試の出願は来年の10月頃です。それまでに試験の結果が手元に届けばいいので、語学試験への挑戦は夏休み終わり(8月末頃まで)と計画を立てて、資格にチャレンジすることをお勧めしました。
滞在国によって、英検が受けやすかったり、IELTSが受けやすかったり、色々なケースがありますが資格によって有利不利はないそうです。
英検ならライティングの対策が、エッセイ対策の土台になるので一石二鳥です!
A選考併願なら最低3カ月はエッセイ対策に集中を
英検やTEOICなどの基準をクリアできなかったら、A選考併願での出願となります。
その場合は9月から12月までの3カ月間、英語エッセイに集中的に取り組むことをお勧めします。
同志社国際の英語エッセイはお話を作るパターンの出題が多いので、本を読むのが好きな生徒は楽しそうに取り組みますが、苦戦する生徒もいます。
同志社国際の英語エッセイについて、詳しくはこちらをごらんください。↓
面接で語れる経験をしておきたい
A選考専願でも、A選考併願でも、入試当日は面接があります。海外での経験は必ず聞かれますので、自己アピールできる経験をしておきたいものです。
まだ入試まで1年間あるので、学校行事でのリーダー経験、習い事、スポーツ、ボランティア活動など、面接を意識して積極的に色々な活動に参加してみてください。
学校の成績も大切!
最後になりましたが、現地校やインターナショナルスクールの成績も大切です。学校行事に積極的に参加するだけでなく、学校の課題やテストにもしっかりと取り組んで、高い成績を確保できると安心です。