同志社国際中学校の帰国生入試の倍率は?
帰国生に人気の同志社国際中学校の倍率は高い状況が続いています。
A選考専願は、「語学資格の基準」をクリアしなければ受けられません。英検準1級など、小学生にとってはなかなかハードルが高い基準が設定されています。
基準をクリアできなければ、A選考併願での受験となり、毎年狭き門となっています。
同志社国際中学校 帰国生入試 A選考 作文
A選考(併願)は、「作文」と「提出書類」と「面接」で、「提出書類(成績)」と「作文」が重視されます。
同志社国際中学校帰国生入試過去問題
時計を買いに時計屋さんに行きました。そうしたら時計たちが話しはじめました。
時計たちは何を話していましたか?想像してお話を作りなさい。
このようにお話を作るパターンの作文が出題されます。
同志社国際中学校帰国生入試A選考の作文対策
同志社国際中学校の帰国生入試の作文は、お話づくりが得意な生徒には自由に書いてもらいますが、次のようなことに注意するよう指導します。
同志社国際中学校の帰国生入試作文対策のポイント
- テーマから逸れないこと
- 構成がしっかりした文を書くこと
- 時間配分に気をつけること
- 正しい英語を書くこと
普段、現地校やインター校では、文法についてあまりうるさく言われないので、普通に日常会話はできて、英語の授業も理解できているのに、複数形や単数形への意識、時制への意識が低い子や、三単現のルールを何となくしかつかんでいない生徒も多いです。
いい機会なので、文法的に正しい英語を書けるように、 しっかり指導します。
去年受験したYちゃんも、短期間でどんどん英語力が上がり、無事合格しました。
毎回楽しいお話を書けていて、指導している私たちも作文を読むのが楽しみでした。
作文が苦手な受験生の対策方法
ところが、算数や理科は好きだけれど、お話を想像するのは苦手なお子さまは、「話って言われても何も思いつかない!!」と固まってしまします・・。
特に男の子の保護者さまからのご相談が多いです。でも、「うちの子には難しいかも?」なんて諦めないでくださいね。
作文が苦手なおこさまにも対策法があります。まず作文の持ちネタをいくつか用意しておきましょう。
できるだけ海外で自分が体験したことがいいですね。
例えば、次にような経歴や体験はないでしょうか?
- 地元のスポーツチームに入っていた。
- 学校の行事で中心になって活動した。
- 習い事で賞をもらった。
- 毎週ボランティア活動を行っている。
こんな感じで、作文に使えそうな経歴や体験を探します。
海外での体験を盛り込もう
書けそうな内容が見つかったら、作文を書いてみましょう。
同志社国際中学校の帰国生入試A選考(併願)の作文では、400ワードから600ワードくらい書く受験者が多いそうです。海外体験については400ワード弱ぐらいで書けるといいでしょう。
アメリカのバスケットボールチームでの体験
アメリカでバスケットボールのチームに入った。
英語は苦手だったけれど、バスケットボールは言葉の壁がなく、楽しめて仲の良い友だちができた。
でも、周りのみんなより身長が低いので、なかなか試合に出ることができなかった。
だから練習時間の前から自主的に練習をし、パス回しを考えた。
英語も話せるようになり、みんなとコミュニケーションも取れるようになってレギュラーになれた。
いかがでしょうか?
逆境や挫折に対して一つ一つ努力や行動で解決し、最後は成功体験で結ばれていて、「行動力のある努力家」であることをアピールできますね。
実践例で学ぶ!テーマに合わせて導入と結論を整えよう
このエピソードを使って、同志社国際中学校の帰国生入試A選考の作文をどう書けばいいか考えてみましょう。
過去問題のテーマ
時計を買いに時計屋さんに行きました。そうしたら時計たちが話しはじめました。
時計たちは何を話していましたか?想像してお話を作りなさい。
(1) Introductionで自分の体験に結びつけよう
1つの時計に買い手がついて、来週このお店を去ることになりました。
新しいお家には他にすでにいくつか時計があるし、腕時計もたくさんあるようです。
「どうやって仲良くなればいいだろう?」と仲間の時計に相談をしていました。
(2) Bodyで自分の体験をアレンジして盛り込もう
「海外に引っ越して、最初はなかなか友だちを作るのも大変だったけれど、バスケを通じて友達ができたし、レギュラーにもなれたんだよ。」と、時計に話す。
(3) Conclusionをテーマと自分の体験に合わせてアレンジしよう
新しいお家に行ったら、言葉が通じるかどうか分からないし、「いっしょにスポーツをしてみてはどうか?」と提案する。
用意してあったバスケ体験に結びつけるようなIntroductionにすると、Bodyで先ほどのバスケでの体験を時計に話した、というように盛り込み、Conclusionで「いっしょにスポーツをしてみてはどうか?」と提案する、というようなお話が書けます。
このような手法で、いくつかのエピソードを作っておいて、テーマに合わせてIntroductionとConclusionをアレンジすると、作文が苦手な受験生でも時間内にお話が書けます! もちろん体験を生かさないようなテーマも出題されますから、その対策も進めていきますが、このように作文に書き慣れてくると、文章を書くことに抵抗がなくなってきます!!