12月8日の同志社国際中学A選考専願の受験者によると、2024年度中学入試のA選考専願志願者は34人で、合格者が25人だったそうです。去年に続いて今年も志願者数が多かったです。
2016年度入試と比べると志願者数が倍以上に!
A選考専願は面接のみの入試です。中学受験生にとっては、ハードルが高い英語の資格をクリアしなければ出願できません。
同志社国際高校の推薦入試も英検準1級が基準、中学のA選考専願も英検準1級が基準です。(TOEICなどは中学入試と高校入試でスコアに差があります)
でも高校の推薦入試とは違い、書類による一次選考はなく志願者全員が面接のみの専願入試を受験できます。
以前は、ほとんどの受験者が合格していましたが、ここ数年で少し状況が変わって来ました。
2016年度から2024年度までのが志願者数と合格者数を見てみます。
- 2016年度 志願者数16 合格者数16
- 2017年度 志願者数24 合格者数20
- 2018年度 志願者数28 合格者数27
- 2019年度 志願者数27 合格者数23
- 2020年度 志願者数23 合格者数22
- 2021年度 志願者数21 合格者数19
- 2022年度 志願者数30 合格者数26
- 2023年度 志願者数36 合格者数30
- 2024年度 志願者数34 合格者数25
2022年から志願者数が30人を超えるようになりました。志願者数よりも合格者数が少ないのは、受験を辞退した志願者がいるからかとも思っていましたが、今年は受験者のうち少なくとも2人は不合格になった方がいたようです。
高校特別推薦入試の流れと同じ可能性も?
今回A選考専願が不合格だった方から、2月A選考併願で再チャレンジしたいと問い合わせをいただきました。
同志社国際は一度不合格だったとしても、受験資格がある限り何度でもチャレンジしてください!というスタンスの学校です。しっかりとエッセイ対策をして、合格できるようにサポートしていきます。
最初の面談の際に、保護者の方が「英検準1級ギリギリの合格だったから?
学校の研究が足りなかったから?などと、不合格の原因を考えています。」
と仰っていて、数年前の高校特別推薦入試の状況を思い出しました。
2018年度入試の頃までは、入試説明会で担当の先生が
「特別推薦入試でも、自己推薦書が半分ほどしか埋まっていない受験者や、面接練習が全然できていない受験者には合格を出せませんが、語学や成績の資格基準をクリアしてしっかりと入試準備をされたら、安心して受験してください。」と仰っていました。今となっては懐かしい、良き時代です。
2019年度入試から1次選考に合格しない受験者が増えてきて、「語学の資格も日本人中学校の内申点も高ければ高いほどいいです。現地校の成績も大切です」と説明されるようになり、どんどんレベルが上がっていきました。
5年ほど遅れて中学校にも同じ流れが来ているのかもしれません。
実際のところは、あと数年ほど様子を見ないと何とも言えないのですが、来年度以降に同志社国際中学をA選考専願受験を考えているなら、英検準1級やTOEICのスコア等、英語の資基準は余裕でクリアしている状態で入試に臨みたいものですね。