【英検】受験直前はライティング対策&語彙力アップに力を入れよう!

10月に英検の受験を予定されていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?ここのところ帰国生入試が近いので、入試関連の記事が続いていましたが、今回は英検について書きます。海外会場でも英検を普通に受けられるようになってきました。

また、すでに本帰国された方や、日本国内のインターナショナルスクールに通っていらっしゃる方も、このブログを読んでくださるようになって、英検の相談を受けることがよくあります。

とりあえず英検2級に申し込んだけれど…

先日も、すでに帰国をされている小学5年生のご家庭と、来年度の帰国生入試に向けて学習の進め方を相談しました。RitsKidsの先生がYou-学舎をご紹介くださったそうで、こちらの記事を見て問い合わせてくれたのです。


まずは英検2級の問題を使って体験授業をしましょうか?という話になったのですが、

「実は、ひとまず1回受けてみようということで、今回初めて英検2級の受験を申し込んです。」とのこと。10月の会場受験で2級を受けるそうなのです。

英検まで20日で何をしたらいいですか?

過去問をやったり、問題集に取り組んだりしていますが、なかなか難しいと感じたそうで、、。

「今回は無理だと思っているんですけど、、。せっかく申し込んだので、あと20日間ほどで、何をしたらいいでしょうか?」

こんな方がたくさんいるのでは??と思います。準2級に合格したから次は2級に、または2級に合格したから次は準1級にとりあえず申し込んだけれど、対策を始めたら予想以上に難しかったという声はよく聞きます。

まずはライティング対策を!

英検は、Reading、Writing、Listening、Speakingの4つのセクションがすべて同じ配点です。2級の1次試験ならReadingも650点、Writingも650点、Listeningも650点です。ところが問題ページや試験時間は各セクションによってバラバラです。

例えば2級の筆記試験(Reading&Writing)は85分ですが、リスニングは26分です。しかもReadingの問題は11ページで36問ですが、Writingは1ページ1問だけです。短期間でたくさん練習ができるのは圧倒的にWritingです。過去問題や問題集を使って色々なテーマで書いてみることをお勧めします。
1日1問でも英検本番までに20問対策できます。

書いた作文を添削してもらえるいいですが、難しければ模範解答を読んで書き写すといいです。何度も書いているうちに、ある程度の作文の構成や書き方が身に付きます。

単語・熟語を覚えるとReadingもListeningも上がる

Readingの過去問題をやると、「単語が分からないから解けない」お子さまがとても多いです。知らない単語がたくさんあったらReadingもListeningも得点できないのは当然です。逆に言うと、ほとんどの生徒は語彙力が上がればどんどん正答率が上がります。

今回お話しした方は旺文社の「文で覚える単熟語」を持っていました。「文単」についてはこちらに書いています。英検準1級の記事ですが、英検2級の方にも参考になると思いますので、是非読んでみてください。

「文単」の2級は全部で9章からなっています。そこで、提案したのが、

  • 1日1章の文章を音読して、知らない単語にマーカーを引いて意味を確認する。
  • 次の日は前日にマーカーを引いた単語の意味を確認してから、次の章を音読して、知らない単語にマーカーを引いて意味を確認する。

これを毎日繰り返すことです。英検までに2回通りは終わります!

ReadingやListeningの問題集や過去問題は休みの日など、時間のあるときに取り組んで問題形式に慣れたり、時間配分の感覚をつかんだりしてください。

と提案しました。問題集をたくさん解くより小学生にとってはストレスが少なくて済むはずですし、効果が上がりやすいです!

とりあえず英検に申し込んだものの・・・という方は是非お試しください。

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