英検準1級(S-CBT)日本でインターナショナルスクールに通っているKさんが合格しました!おめでとうございます。
Kさんが入試を見据えて英検対策を始めたのは、今年の2月でした。最初はライティングの書き方も分かっていなくて、段落を分けること、構成を考えて書くこと、主語と動詞がきちんとある文を書くことなどゼロからスタートでした。英作文を書くのにも結構な時間がかかっていました。
小学生にとって、英検準1級はなかなかハードルが高いので、もう少し時間がかかるかなと思っていましたが、ぐんぐん成長してくれました。
志望校合格まで、まだ対策は続きますが、Kさんがどんな学習をしたか紹介してみます。これから英検準1級にチャレンジする小学生の皆さんに参考にしてもらえればと思います。
ボキャブラリーを無理なく増やすには
小学生が単語帳で単語をひたすら覚えるのは、なかなか大変です。ズラッと並んだ無機質な単語のリストを覚えるのは大人でも楽しくありませんよね。
旺文社の「文で覚える単熟語」を使って音読をして文章の意味を確認して、文章を読みながらボキャブラリーを増やしていきました。
「文で覚える単熟語」についてはこちらをご覧ください。
Kさんには文中に出てきた知らない単語を抜き出して例文を書いてもらう宿題を出しました。モチベーションが上がらないこともありましたが、根気よく進めてもらいました。
色々なテーマの文章に触れることで、知識も広がっていきました。気候変動 温室効果ガス かんがい など日本語の意味も分からない単語は、調べてもらったり、家族でも話してもらったりしながら単語覚えが嫌にならないように進めていきました。
時間内に英作文を仕上げるよう意識して取り組んだ
授業を始めて1カ月ほどすると、「英作文を書くスピードが上がってきた」と自分でも嬉しそうに報告してくれました。毎週英作文を書くことで書き方にも少しずつ慣れ、きちんとした構成の文章を書けるようになりました。
対策を始めて2か月後には15分程度で書けるようになりました。まずは1回受験してみましょうということでS-CBTの受験を申し込み、本番はブレストも込みで15~20分で書けるのを目標に練習をしました。
テーマに沿った論理的な文章を書く練習をしつつ語彙を増やす!
毎回の授業で次回の作文のブレストをしますが、賛成意見、反対意見の理由に整合性があるのかどうかなど、しっかりと考えて書けるように訓練しました。
読みやすい文章を書くために無駄な表現を削ること、でも削りすぎると伝わらないから気を付けることなど、小学生にとっては大変でしたがよくついてきてくれました。
Kさんのすごいところは「文で覚える単熟語」に出てきた単語を英作文に使うなど、意欲的にチャレンジすることです。
英作文のテーマには当たり外れが・・・
英検準1級ライティングのテーマは「当たり外れ」があります。小学生に書きやすいテーマが出ればラッキーですが、書きにくいテーマが出題されることもよくあります。
そこで、Kさんにはビジネスなどの書きにくいテーマでも、たくさん書いてもらいました。授業内のブレストだけではまとまりきらなかったような難しいテーマでは、家族でも話しあってくれました。
日ごろから家族でニュースを見たり、お互いに意見を出し合ったり、英検には関係なさそうに思えることですが、思考力を上げて表現するのにはとても役に立ちます。ご家族の協力もありがたかったです。
英検準1級合格おめでとうございます!!
次は入試に向けて、さらにステップアップしていきます。