立命館宇治中学IPコースの人気が高まっています。説明会やオープンスクールは、募集と同時に満席になるほどです!
去年、一昨年の入試では、小学5年生の秋から着々と準備をした生徒が、国際推薦入試で合格を勝ち取りました。
低学年で帰国したお子さまや、在外経験がなく日本国内で英語を学んできたお子さまにとって国際推薦入試の英語資格はなかなかハードルが高いです。
今スタートすれば1年かけて、段階的に対策を進めながら英語力+思考力を身に着けられます!合格者たちの学びを振り返ります。
まずは英検2級レベルからスタート
立命館宇治中学IP方式の入試では文章読解と英語小論文の試験があります。国際推薦入試に出願するには英検準1級が必要(TOEFLjuniorなども同様に基準あり)なのですが、いきなり準1級レベルにチャレンジすると心が折れるかもしれません。まずは英検2級のライティングから進めていきました。
英検2級にはすでに合格しているお子さまも、英検準1級にすぐに挑戦するには難しいケースが多いので、まずは英検2級のテーマを扱ってライティングの基本を身に着けます。
単語のレベルを上げる
日常的な単語ではなく、英語小論文にふさわしい単語を使うために語彙力は上げなければいけません。
単語も英検2級レベルを確実にすることから始めます。英検2級レベルの単語は日本語訳を見れば意味が分かるので、たくさんの文章を読みながら単語や熟語を覚えていきました。覚えた単語を積極的にライティングでも使うようにすると、どんどん力がついていきます!
文法を理解すると正しい英語を書けるようになる
幼い頃から多くの英語に触れ、自然と英語を話したり書いたりして身に着けたお子さまは、文法を意識せずに英語を使っています。
ライティングの課題を授業で扱うときに、文法のエラーを指摘して、文法の仕組みを解説すると、「なるほど!」と文法の仕組みを理解できると、見違えるほど正しい英語が書けるようになります。
論理的な文章を書けるように
立命館宇治中学の英語エッセイでは、論理的な思考ができるかどうかが評価されます。論理的に考えて説得力のある文章を英語で書く必要があるのです。
去年の受講者たちも、まずは英検2級レベルの作文や読解を繰り返しながら、力をつけていきました。毎回の授業で講師とライティングのテーマでブレストをし、使える単語を増やしていきながら論理的な説得力のある文章を書けるように内容を高めていきます。
小6の夏までに英検準1級合格を目標に
早いお子さまなら2~3カ月で英検2級レベルの単語を習得して、ライティングもほとんど添削がいらない状態になります。そのタイミングで英検準1級レベルの単語覚え、文章読解、ライティングに切り替えました。最初のうちは苦労しますが、根気よく頑張って取り組んでくれました。
英検準1級の対策を進めながら、とりあえずチャレンジでTOEFLjuniorを受験することがあるのですが、実は公式問題集を少し対策しただけで、国際自己推薦入試の基準点(年によって見直しがあります)をクリアする受験生が多いです。でも、いきなり入試エッセイに切り替えると入試まで間延びしてしますので、英検準1級を目標に進めました。
英検準1級対策で思考力と英語力を同時に上げる
英検準1級は一般的には大学生以上が受ける前提の試験です。英語でも日本語も単語の意味が分からないことがあります。例えば世論調査(poll)って何?起訴する(prosecute)ってどういう意味??となるわけです。
そこで、それぞれの言葉がどんな意味なのか?例えば起訴するって具体的にはどういうことかなど、背景知識まで調べる必要があり、それでも分からないことは授業中に解説して理解を深めます。様々なテーマの文章を読み、世界の色々な問題に触れることで、知識が広がり論理的な思考力が高まります。
授業の様子を見ていると、毎週講師と1対1で色々な内容で理解を深めるうちに、英語以外の面もどんどん成長していきます。
英検準1級合格!
英検準1級は早い生徒なら小学5年生の終わりから小学6年生の春頃にはS-CBTで合格していきます。受験会場では大人に混じって受けて、しかも合格したという経験が入試への自信につながり、モチベーションが上がります。今年の受験者たちも6年生の夏休みまでには、英検準1級に合格しました。
このタイミングで受験用のエッセイ対策に切り替えて、サンプル問題や例題を使いながら入試まで週1回のペースで英語エッセイ対策を進めていきます。
夏休みに志望理由書作成
国際自己推薦で出願するには志望理由書を書かなければいけません。そこで時間に余裕のある夏休みを利用して4回かけて自己推薦書を完成させました。
今までの自分の経験を振り返って自己アピールできること、そこから学んだことを明確にして、立命館宇治中学について今までより深く調べていきます。IPコース志望なら、IPコースの研究も必須です。
志望理由書にしっかりと時間をかけられれば、秋の面接対策がスムーズに進みます!
エッセイは時間配分の練習を
入試の2カ月前くらいから、入試の実践的な練習を進めていきます。この頃にはエッセイが添削で真っ赤になることはなく、論理的で正しい文章を書けるようになってきています。
最終仕上げとして自分一人で構成を考えて、実際にエッセイを書き見直すところまで、時間内に完成できるように練習を重ねていきます!
面接対策は入試1カ月半ほど前から4回の対策で完成
今までの受験者がきかれた質問をまとめたリストで、まずは回答内容を一緒に確認していきます。2回の授業で回答を完成させます。志望理由などは出願書類の時点で内容が固まっているので順調に進むはずです。
自分の長所短所、どうやって英語を学んできたかなど、質問リストのが回答作成が終わったら、面接練習、模擬面接へと進みます。IPコースは英語面接がメインですが、日本語での面接もあります。ICコースは日本語のみの面接です。落ち着いて面接に臨めるようにそれぞれのコースに合わせて対策を進めます。
将来のIBディプロマ取得に向けてエッセイ対策を継続
合格はできたものの、ハイレベルの授業についていけるか心配という方や、最終的にはIBディプロマを高得点でパスしたいので学びを止めたくないという方が、入試後もエッセイ対策を続けます。
今までの入試に特化した対策から離れて、また様々なタイプの問題でエッセイを書いていただきます。最近は以前の合格者の妹さんや弟さんのご相談を受けることも増えてきましたが「あのときにエッセイ対策を続けておいて本当に良かったです!頑張ってますよ。」と教えていただけると本当に嬉しいです!