同志社国際高校 2024年度入試情報
生徒数805人中475人が「帰国生徒」の同社国際高校。最近は関西圏以外の受験者も増えてきて、どんどん人気が高くなってきています。
2024年度の入試情報について、昨年度の入試結果を踏まえてお知らせします。
同志社国際高校の帰国生入試出願資格は?
同志社国際高校の帰国生入試を受けるには、まず「帰国生の認定」が必要です。
受験資格があるかどうか、微妙な場合は必ず学校に問い合わせをしてくださいね。親切に相談に乗ってくださいます。
特別推薦入試の一次選考が厳しくなった
同志社国際高校の特別推薦入試には筆記試験がありません。同志社国際が第一志望なら特別推薦入試で受験したいですね!
特別推薦入試に出願するには、条件A、条件Bのいずれかを満たすことが必要です。
I. 特別推薦入試
選考内容:資格・面接・書類審査
〈条件A〉または〈条件B〉のいずれかを満たす者
〈条件A〉
- TOEFL iBT((Special) Home Editionを含む) 79点以上 またはPBTで550点以上
- 実用英語検定準1級以上(準1級についてはCBT、S-CBTを含む)
- TOEIC Listening & Reading 780点以上
- ケンブリッジ英検(for Schools を含む)B2 First(FCE)160点以上
- Goethe-Zertfikat(青少年向けもしくは大人向け) B2以上の者・・・ドイツ語
- 一般DELFもしくはDELFジュニアB2以上合格・・・フランス語
- DELE B2 以上合格・・・スペイン語)
- HSK6級 180点以上・・・中国語
- 韓国語能力試験5級以上合格・・・(韓国語・朝鮮語)
〈条件B〉
国内中学校または海外の全日制日本人学校中学部第3学年1学期(前期後期制の場合は前期)の、9教科の評価(5段階)合計が40点以上の者
入試条件A TOEIC800超えでも安心できなくなった
条件Aは語学資格を評価されます。英語以外の語学資格が使えるのが、同志社国際高校ならでは!です。同志社国際高校を目指すなら、滞在国の語学資格を積極的に取得していきましょう。
特別推薦入試は第一次選考(資格確認、書類審査)があります。2019年度入試以降、一次選考での不合格者が20人ほど出るようになりました。2023年度入試では特別推薦志願者79人で合格者が64人でした。
条件Aは語学基準をクリアしたレベルの高い受験者間での争いになるので、TOEICなどのスコアは高ければ高いほどいいです。英検1級、TOEIC900オーバーの受験生もいますから、できるだけ800後半を目指していきましょう。もちろん、学校の成績も重要です!
特別推薦入試は出願書類がカギ!
特別推薦入試出願書類の「帰国生徒 自己推薦書」はしっかり作りあげたいです。
「なぜ、同志社国際高校を志望するのか」志望理由は真剣に考えて、説得力のある内容を書く必要があります。
今までに力を入れた学習活動、課外活動などについて、高校入学後に取り組みたいと思っていることなど、昨年度入試のの合格者たちは、みんなびっしりと書き込んでいました!
出願書類について、詳しくはこちらをご覧ください。
A選考 合否の分かれ目は論理的思考力があるかどうか
A選考の2023年度入試結果は2.95倍
2023年度 同志社国際高校A選考は志願者数43人、合格者24人、実質倍率1.79倍でした。一時帰国して受験しやすくなった今年は受験者が増えるかもしれません。 しっかりと対策をして臨みたいです。
Ⅱ.A選考入試
選考内容:小論文(日本語以外)・面接・書類審査
同志社国際高校の小論文は独特です。過去の問題を見てみましょう。
2022年度の小論文課題(2月)
Compose an essay about the values that change with the himes, and values that stay the same over time. Esplai your ideas in detail, using spicific esamples.
時代とともに変化する価値観と変化しない価値観について、例を挙げてあなたの考えを述べなさい。
試験会場では問題用紙が1枚(B4サイズ)と白紙1枚、解答用紙(罫線のあるもの)2枚が配布されます。白紙でしっかり構想を練ってから書きなさいということですね。
小手先の対策はでは対応できない!
以前、校長先生とお話をしたときに
「論理的な思考力を見るために、こういうテーマで出題しています。小手先の対策では対応できませんからね。」
と、仰っていました。
テーマにあった説得力のある文章を、適切な構成で書けるかが重要です。文法のミスによる減点は大きくないけれど、論理的でない文章は低い評価となります。
この小論文を60分で仕上げるのはなかなか大変です。 最初は2時間くらいかかる生徒も少なくはありません。過去問はたくさん公開されている(学校説明会に行くと、過去問題のプリントをもらえます)ので、どんどん練習しましょう。
B選考入試は学力勝負
B選考の2023年度入試は倍率2.05倍
III. B選考入試
選考内容 教科試験(国語・数学・英語)
12月入試で中3終了時点までの対策が必要
B選考は日本人学校の生徒や、日本の中学で学んでいる生徒向けの入試です。2023年度入試の志願者数76人合格者数37人、倍率は2.05倍でした!しっかりと出題傾向に合わせて対策をしたいです。
国語は記述問題が多く、古文も出題されています。文法や文学史など幅広い知識も必要です。英語は普通の中学3年生レベルの入試問題ではありません。英問英答や自由英作文も出題され、単語レベルは英検準2級程度です。
英語について、詳しくはこちらの記事をご覧ください⇓
数学は数と式・方程式・関数・図形・確率・規則性など、幅広い分野からまんべんなく出題されます。問題数が少なく、高度な計算力を求められます。
数学について、詳しくはこちらの記事をご覧ください⇓
同志社国際は12月入試で不合格だった場合、2月入試も是非受験してくださいと仰っています。どんどんチャレンジしましょう。
入試がまだ先の方は、自己推薦書に書けるように海外滞在時に積極的に色々なことに取り組むことをお勧めします。そして現地校やインターナショナルスクールの方は、必ず語学の資格を取っておきましょう。