【同志社国際高校】2025年度入試対策コース

年々難しくなっている同志社国際高校入試

同志社国際高校の人気はどんどん高まっています。ここ数年は特別推薦入試の一次選考で20人前後の不合格者が出ています。

2023年度入試のA選考は志願者43人で合格者24人、B選考は志願者76人で合格者37人と狭き門でした。早めに対策を始めて、余裕を持って入試に臨みたいです。

同志社国際の入試対策では、面接・英語資格及び小論文・出願書類を進めていきます。

入試基礎3回 

海外経験を振り返って、自分を見つめ直そう

海外で暮らしてきたお子さまは、環境の変化にとまどいつつ困難を乗り越えたり、色々な国出身の生徒とともに学んだり、貴重な経験をたくさんしています。

ところが、自己評価が低めでもったいないお子さまが多いです。自分は英語も中途半端だし、漢字は苦手だし、などと思っているようです。

そこで、過去の受験者が面接できかれた質問リストの回答を作りながら、大変だったことをどう乗り越えたか、どんな成長をしたのかを言葉にして、いかにいい経験をして成長できたのか、を実感してもらいます。

また、同志社国際の小論文は哲学的なテーマも出題され、書くのに苦労する生徒も多いですが、自分の経験を取り入れると書きやすいです。今までの経験の振り返りは小論文の土台作りにもつながります。

2022年12月入試で合格したご家庭へのインタビューでは、面接対策で子どもが海外経験を振り返り、自分を見つめ直し、将来に向き合えたことが本当に良かった。先生が子どものいいところを引き出してくれて、自信が持てるようになり、入試対策以外のことに取り組む姿勢も変わった。という声が予想以上に多かったです。

志望理由を研ぎ澄ます!

なぜ他の帰国生受け入れ校ではなく、同志社国際高校で学びたいのか、説得力のある志望理由を言えるように学校の研究も欠かせません。

志望理由は?と質問をすると「帰国生が多い学校だから」「色々な国に住んでいた人と一緒に学べるから」といった回答をする生徒が多いです。

立命館宇治高校や関西学院千里国際高等部なども帰国生がたくさんいるけど、なぜ他の帰国生受け入れ校ではなく、同志社国際高校で学びたいのか、一緒に考えていきます。

同志社国際について研究する

学校のHPを見たり他の学校と比較したり、学校見学に行ったときの印象を聞いたりしながら、同志社国際のどこが魅力だと思ったのか、同志社国際でどんなことを学びたいのか、どんな活躍ができそうか、一緒に探っていきます。

志望理由を考えることで、「同志社国際で学びたい!」という思いが強まる受験生も多いので、時間をかけて準備をします。

2022年12月の入試で合格したご家庭へのインタビューでは、面接対策で子どもが海外経験を振り返り、自分を見つめ直し、将来に向き合えたことが本当に良かった。先生が子どものいいところを引き出してくれて、自信が持てるようになり、入試対策以外のことに取り組む姿勢も変わった。という声が予想以上に多かったです。

4月~5月の間に面接・出願書類作成の準備(質問リストの回答作成)をし、夏休みを利用して出願書類を完成させ、9月以降は実践的な面接対策(模擬面接や英語での回答作成)を実施します。

英語資格・小論文対策

特別推薦入試(条件A)では、英語資格のスコアは高ければ高いほどいいです。去年・一昨年に合格した生徒のスコアを見返すと、英検1級やTOEIC900、895、880 TOEFL103、101などハイスコアが並んでいます。

また、A選考の場合は英語小論文で受験をすることになりますが、一次選考の結果を見てから小論文の対策に取り組んでいては間に合いません。まずは特別推薦の基準をクリアし、その後は小論文の対策を進めながらTOEICやTOEFLなどのスコアをさらに上げていきます。

論理的な思考力を問われてている

同志社国際高校の入試ではB4の用紙2枚に小論文を書きます。500語以上書くように指導していますが、一般的な見解だけで500語は難しいです。

自分の経験を踏まえて書くと書きやすいし説得力も増します!面接対策や出願書類での自己分析は英語小論文にもつながります。英語小論文というと、「英語力」を問われているようですが、「論理的な思考力」を問われています。さらに、それを英語で表現できるかを確認されているのです。

様々なテーマで練習を

同志社国際高校の小論文のテーマは出題パターンが一定ではありません。過去問題を使って様々なテーマで練習を重ねます。

22年度夏編入試験のテーマを見てみましょう。

人間の「才能」と「性格」は一生変わらないものか。それとも変わるものか。あなたの考えを述べなさい。

Do a person’s aptitude and charachters stay the same or change over the course of their life?
Write a composition to express your thoughts on this subject.

自分の経験を振り返ろう

出願書類や面接対策を通して、自分の今までの葛藤や成功体験、どんな成長をしたかをしっかり振り返って来た生徒には、書きやすいテーマでした。
スポーツでも、英語でも、リーダー経験でも、自分が変わった(または、変わらなかった)経験を詳しく書いて、意見をサポートできるといいです。他の受験者にとっても書きやすいテーマなので、しっかりと構成を考えて説得力のある文章にしたいです!

多くの生徒が苦労するテーマ

過去問題の中には多くの生徒が「書きにくい!」と苦労するテーマもあります。以下のテーマは難しいようです。

  • 社会では、ある人にとっては当たり前でも、ある人にとっては特別に感じられることがあります。具体例をあげて、そのことについてあなたの考えを述べなさい。
  • 無駄づかいをしてもやむを得ない状況とはどういう状況ですか。例を挙げて,あなたの考えを述べなさい。

授業では様々なテーマでブレストをします。自分とは違う視点の意見にヒントをもらったり、反論されたりしながらブレストを繰り返すと、どんどん視野が広がり思考力が伸びます。

正しい英語で時間内に書けるように

同志社国際は論理的な文章を書けることが第一で、文法のエラーで大きな減点はしないそうですが、正しい英語できちんとした書き言葉で書くと印象はぐんと良くなります。

文法の間違いを指摘し、ルールを確認すると見違えるほど正しい英語が書けるようになります。また、「自分の書く英語に自信が持てるようになった」という嬉しい声を聞いています。最終的には時間配分にも気を付けて、時間内に見直しまでできるように仕上げていきます。

※特別自己推薦入試に出願される場合も、11月半ばに1次選考の結果が出るまでは、毎週エッセイの対策を続けます。

出願書類対策 特別推薦入試 自己推薦書は夏休みに作成!

同志社国際高校の特別推薦入試自己推薦書は、

  1. 本校に入学を希望する理由
  2. 自分の人物像を客観的に見た「自己アピール」
  3. 今までに力を入れた学習活動、課外活動、社会活動などについて(具体的に書いてください)
  4. 資格及び特技
  5. 高校入学後に取り組みたいと思っていること

と記入欄が5つに分かれています。出願時期は10月ですが、新学年(または新学期)が始まってから学校の課題と並行して仕上げるのは危険!です。

特別推薦入試の一次選考に合格するため、夏休み中にしっかりと時間をかけて、高く評価される出願書類を完成させます。

海外経験を通じて何を学び、どんな成長ができたのか、それを同志社国際高校でどう活かせるか、志望理由を研ぎ澄ますことが面接対策にもつながります。将来の進路や夢についても真剣に考えなければなりません。クオリティの高い書類にするため推敲を繰り返し、時間のある夏休みの間に出願書類を完成させます。

模擬面接 3回

同志社国際の入試面接は15分程度です。受験生への質問が12~13分、保護者への質問が2~3分というケースが多いです。和やかな雰囲気の同志社国際らしい面接ですが、受験生は「緊張した!」と言います。

ネイティブがいる面接室では英語で質問されることもあります。日本語と英語両方で練習を進めます。特別推薦志願者は自己推薦書に書いた内容から、質問されそうなことを予想して回答を作ります。

模擬面接では今までに面識のない講師が担当するので、本番さながらの緊張感も経験できます。姿勢や視線も意識しながら面接練習から模擬面接まで3回で完成させます。

「父」「母」「御校」など、普段は使い慣れない言葉に苦労するお子さまもいますが、「正式な場所で使う日本語を身につけらるいい機会だった」と仰る保護者の方が多いです。

B選考対策

同志社国際高校をB選考で受験する場合は英数国3科目入試です。

日系の塾に通っているものの、関東の学校の受験対策がメインだから、レベルや傾向があっていなくて効率が悪いからと、よくご相談を受けます。同志社国際の問題傾向に合わせて、対策を進めていきます。

B選考受験者は受講を始める前に英数国3科目の問題を解いていただき、体験授業で解説をし、学力・理解力を見た上で授業回数や内容を個別に相談して決定します。苦手な科目だけの受講も可能です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

受講料

入会金20,000円
下記コース料金を4月~12月の9分割で納入いただく場合は、4月のご請求額40,600円、5~12月のご請求額は40,425円となります。

日本国内で受講される場合は消費税がかかります。

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