立命館宇治中学のIPコースは実技科目以外の授業はすべて英語で学ぶので帰国生が多いのですが、普通の日本の環境の中で英語を頑張って学んできたお子さまも在籍しています。
IPコースの自己推薦入試はハードルが高い
今年から英検準1級以上の英語力、算数検定英語版の6級以上を取得すれば国内生でもIPコースの自己推薦にチャレンジできるようになりました!
でも、いくら英語に力を入れてきたとしても、日本国内で普通の小学校で学んできたお子さまにとって、英検準1級以上の英語力を求められると厳しいと思います。
そんな方は「i推薦」を検討されてはいかがでしょうか?
i推薦でICコースを確約してIPコースにチャレンジ!
帰国生ではなく、インターナショナルスクールに通っているわけでもないけれど、幼いころから英語に馴染んできて、立命館宇治中学でさらに英語力を伸ばしたいというご家庭が増えているようです。
ICコースでも英語力を伸ばせるだろうけど、できればIPで学ばせたいという方にお勧めなのが「i推薦」です。英検などの語学資格と模試(五ツ木・駸々堂他)の偏差値の組み合わせが条件となり、基準をクリアできれば資格確認の申請を出せます。
i推薦の入試要項には以下のように書いてあります。
英語運用能力、人物ともに優れ、本校の定める資格要件を満たしているとともに、本校を第一志望とし、事前に出願資格を確認された者
立命館宇治中学校入学試験要項より
漠然としていて、よく分からないですよね。
小学5年生までに英検準2級をクリアしたい
基準は毎年変わるからということで、立命館宇治中学のホームページにも載っていませんが、説明会などで、その年の基準を教えてくれます。
英検3級なら模試の偏差値いくつ以上、英検準2級なら~、英検2級なら~というようにそれぞれの級に必要な偏差値の基準があり、英語力が上がるにつれて偏差値のハードルは低くなります。
五ツ木・駸々堂模試で基準をクリアするためには、いわゆる「中学受験」の4科目の対策をしなければいけません。しかも、基準として使える模試は夏休み終わりの第4回(8月末)以降の結果を含めて2回以上というハードルがあります。早めに偏差値基準をクリアできても必ず8月末の模試は受けなければいけません。
模試対策と並行して英検の対策をするのは、なかなか難しいはずです。英検は小学校4~5年生で3級、準2級、できれば2級と積み重ねていくのがおすすめです。
i推薦が取れればエッセイに集中できる
i推薦での出願が認定されるのが10月末、又は12月中旬です。早めに模試の成績2回揃えば10月末には推薦入試でIPコース受けられるかが分かります。
入試科目は
- 算数(英語)
- 小論文(英語)
- 個人面接
となります。4科目受験の必要がなくなるので、この段階で塾をやめる方も多いです。ICコースでの合格は確約されているので、IPコースへのチャレンジに集中できるのがありがたいですね。
英語エッセイには集中的に取り組んで、自分の考えを英語で表現できるように練習を重ねて、文法的にも正しい英語で書けるようにしたいです。
去年もi推薦を使ってIPコースに合格した生徒がいました。お母さまが合格体験記を書いてくださったので是非ご覧ください。
Mathもしっかりと対策を!
算数のサンプル問題はホームページで確認できます。問題そのものはi推薦の資格基準で必要だった五ツ木・駸々堂模試に比べると驚くほど簡単なので、余裕で解けるはずです。
ところが、去年のi推薦受験者のIPコースでの合否を分けたのは意外にもMathの要素が大きかったそうです。英語での算数用語は一通りまとめておくといいですね。
算数の教科書の英語訳版が出版されているので、日本語版と突き合わせて確認するのもお勧めです!