今回は保護者様ではなく、英検を受験予定の中学生向けの内容です。英検受験前の中学生に参考にしてもらえればと思います。
先日、とある生徒から「英検対策で単語帳を使っているけれど、なかなか覚えられません。先生はどうやって覚えてましたか?」と相談されました。
6年生の初めに海外に引っ越して、インターナショナルスクールに通っている中学2年の生徒です。
「今はどうやって覚えてるの?」と尋ねると、「単語帳で意味を確認したら、英語を書いて覚えています。」とのこと。
10月に迫った英検対策として、書いて覚えるのは効率が良くないです。そこで、お勧めの方法を伝えました。中学生以上で、英語→日本語で単語の意味を覚える生徒向けの方法です。参考になれば嬉しいです。
英検対策は単語の意味が分かればOK
英検対策では、英単語の意味が分かればよく、綴りを覚える必要はありません。
日本語訳は正確でなくても問題ありません。(あくまでも英検対策としては、の話です。)
そうすると、1日に覚えられる単語の量が増えます。
1週間で覚える単語の数を決めよう
まず英検まで何週間あって、覚えるべき単語は何語あるのか、確認します。
相談された時点で
・試験まで6週間
・単語と熟語の合計が約1800語
1週間に450語進めると、4週間で終わります。残り2週間で2巡目を仕上げます!
月曜~金曜の5日で覚えて、土日で再確認
1週間の450語を7等分するのではなく、月~金曜日で450語進めます。1日90語です。
まず1~90番の単語の意味を確認して、意味が分かる単語にチェックを入れます。
単語を見て、すぐに意味が言えなかったら覚えられていない単語とみなして、日本語の意味を確認し、次の単語に進みます。
全ての単語にチェックが入るまで繰り返す
90語の確認が終わったら、覚える時間は設けずに2回目の確認に入ります。
チェックがついていない単語のみ、意味が言えるか確認して、覚えられた単語にはチェックを入れます。
3回目、4回目と、どんどん繰り返して、全ての単語にチェックがついたらその日の単語覚えは終了です!
チェックを入れた単語の再確認はしないのが単語帳を計画通りに進めるコツです。
前日に覚えた単語の再確認はしない
次の日は、続きの90語を同様に覚えていきます。前日の単語の見直しはしません。
単語帳の最初の方だけ繰り返して進まない生徒がよくいます。それを防止するために毎日90語をどんどん進めていきます。金曜日まで進んだら、土曜日に1番~225番、日曜日に226番~450番を確認し直します。
方法は同じです。一目で意味が言えた単語に2個目のチェックを入れ、分からなかった単語の意味を確認していきます。
どんどんチェックを入れながら、繰り返して、すべての単語に2個目のチェックが入ったら1週間の目標達成です。
2週目~4週目まで、同じように進めて単語帳を1巡します。
5週目と6週目で2巡目を
5週目と6週目も進め方は同じですが、1日の単語量が倍になります。
月曜から金曜は毎日180語、3個目のチェックが入るまで繰り返します。土日は450語覚え直します。
すべての単語に4回チェックが入ったら完了です。
相性が悪くて何度も何度も確認しなければいけない単語があるはずですが、くじけずにこなしていきましょう!
単語帳巻末の「さくいん」を辞書代わりに使おう
英検のリーディング対策で、知らない単語を調べるときは、単語帳のさくいんを使って意味を確認します。
単語帳に載っていない単語は覚えなくていいです。(あくまでも、英検対策のための短期の対策です。)
何度も同じ単語に触れると、定着しやすくなります。英検のReadingは単語量が増えると必ずスコアが上がります。英検までの6週間、集中して単語力をアップさせましょう!