【兵庫県】公立高校の編入試験制度

海外でハイスクールを卒業して、帰国生枠で大学入試をするつもりだったが予定より帰国が早まったという方からの相談がありました。また、ミドルスクールを卒業してから日本に帰国したいという本人の希望で高校の編入試験を受ける方もいます。ところが同志社国際、立命館宇治、関西学院千里国際などの編入試験は学年が上がれば上がるほど難しくなります。

公立高校も視野に入れてもいいでしょう。そこで調べてみると、公立高校の編入試験は、都道府県によって差がありました。今回は兵庫県の編入試験制度についてまとめます。

兵庫県は何度も編入試験にチャレンジできる

兵庫県教育委員会のホームページに帰国生の編入試験についての情報がありました。
海外から帰国し、兵庫県内に保護者とともに居住し、又は居住予定の方で、県立高等学校へ編入学しようとする場合、編入学考査の受験を認められます。

教育委員会ではなく、各自が学校に直接問い合わせをすることになります。

手続きの流れ

(1) 新住所の通学区域の中で、学校の概要や教育課程等から、編入学を希望する高等学校を1校選びます。
※ 複数の高等学校を受験し、合格した高等学校から選ぶことはできません。
  編入学試験の日程等を、複数の高等学校へ問い合わせることはできます。
     
(2) 志願校の校長が編入学の受入れを認めた場合、編入学考査の実施となります。

兵庫県教育委員会のホームページより

複数の学校を受験することはできませんが、複数の学校への問い合わせはOKなのですね。

では、編入試験の実施時期や入試科目などはどうなのでしょう?

編入学考査の実施時期等

(1) 各学年の学期末に実施することを原則としていますが、学期途中であっても、その状況により実施しています。
(2) 転入学・編入学考査の実施日、教科・内容等の詳しいことは、各高等学校によって異なりますので、転入学等を希望する学校に確認してください。

兵庫県教育委員会のホームページより

各高校で入試科目や内容を決めるので、希望する学校には早めに問い合わせて、いつ頃に帰国予定か(しっかり決まっていなくても構いません)を伝え

・編入試験の実施時期
・入試科目
・試験範囲
について確認しておくことをお勧めします。

不合格になったら、合格するまで違う学校にチャレンジできる!

編入試験は、「滑り止め」を受けることができません。志望校に合格できればよいですが、もし不合格になったらどうすればいいのでしょうか?
「よくある質問」に答えがありました。

Q4 転入学考査に不合格となった場合はどうなりますか。
A4 転入学が許可されるまで、他の高校の転入学考査を受験します。
複数の高校を受験し、合格した高校から選ぶことはできませんので、1校ずつ順
番に受けてもらうことになります。

兵庫県教育委員会のホームページより

合格できるまで何度も違う学校を受験できるのです!志望する学校から順に問い合わせて、少しずつレベルを下げて再チャレンジという受験の仕方になりそうです。

テスト範囲は?

テスト範囲も科目もそれぞれの高校が決めますが、英数国の3科目と面接というパターンが多いでしょう。

高校1年生の9月編入の場合は
①中学3年生の終わりまで
②中学3年生の終わりまで+高校1年生1学期の範囲
③高校1年生1学期の範囲のみ
の3パターンに分かれ、学校のレベルが上がると②③のパターンが増えそうです。


高校2年生の9月編入の場合は
①高校1年生の終わりまで
②高校2年生の1学期までに
のどちらかなるのではと思います。必ず早めに学校に問い合わせて対策を進めていきましょう。

数学A・数学Bの対策をしておこう

補習校では高1で数学Ⅰを、高2で数学Ⅱのみを学ぶことが多いですが、一定レベル以上の日本国内の高校では、数学A、数学Bも学んでいます。計画的に数学A、数学Bも進めていきたいです。

また、国公立大学を受験する生徒が多い学校では、進度にも要注意です。学校のカリキュラムを教えてもらって、同じペースで学ぶことをお勧めします。受験予定の学校が採用している教科書と問題集を使って学べると理想的です。

古典文法も学んでおこう

補習校では古典を学ばないことが多いですし、学んだとしても内容を確認する程度で文法までは扱う余裕がありません。古典も日本の高校生と同じように文法まで学びましょう!

なぜか多くの学校で、国語の先生はプリントを使います。古典は学校の教材に合わせなくてもいいので、古典文法が学べる参考書や問題集を使いながら進めるといいです。

語学の資格を取っておこう

高校編入試験には直接関係ないのですが、現地校やインターナショナルスクールで学んでいる間に、語学の資格を取ることをお勧めします。

一般入試は厳しいからと、帰国生枠で大学受験を考える人が多いですが、語学の資格を取っておくと総合型選抜(以前のAO入試)で国内一般生として受験をするチャンスが広がります。

TOEFLや英検など、大学によって資格は異なりますが、そんなに高いスコアは求められません。試験形式に慣れればクリアできる可能性は高いです。興味がある大学の総合型選抜入試についても調べてみることをお勧めします!

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