【同志社国際中学】2025年度入試対策コース

同志社国際中学の帰国生入試はA選考は英語資格の基準をクリアすれば専願入試で出願でき、入試当日は面接のみの試験です。

A選考専願(英語資格が必要)とA選考併願では合格率が大きく違うので、是非A選考専願で出願したいです。まだ英語の資格が取れていない方は英語資格対策からスタートして、6年生の9月頃までに資格が取れれば12月入試のA選考専願に出願できます!

2023年12月の入試では34人ほどの受験者数で、A選考専願でも不合格者が例年以上に出たようです。(受験者からの情報なので、正しくは同志社国際の発表をお待ちください。)しっかりと対策をして、入試に臨みたいです。

入試基礎準備 (3回)

海外経験を振り返って、自分を見つめ直そう

海外で暮らしてきたお子さまは、環境の変化にとまどいつつ困難を乗り越えたり、色々な国出身の生徒とともに学んだり、貴重な経験をたくさんしています。ところが、自己評価が低めでもったいないお子さまが多いです。自分は英語も中途半端だし、漢字は苦手だし、などと思っているようです。

そこで、過去の受験者が面接できかれた質問リストの回答を作りながら、大変だったことをどう乗り越えたか、どんな成長をしたのかを言葉にして、いかにいい経験をして成長できたのか、を実感してもらいます。

また、同志社国際の作文はお話を作るテーマが多いのですが、自分の経験を取り入れて作文を書くと、書きやすいです。今までの経験の振り返りは作文の土台作りにもつながります。

2023年2年12月入試で合格したご家庭へのインタビューでは、面接対策で子どもが海外経験を振り返り、自分を見つめ直し、将来に向き合えたことが本当に良かった。先生が子どものいいところを引き出してくれて、自信が持てるようになり、入試対策以外のことに取り組む姿勢も変わった。という声が予想以上に多かったです。

志望理由を研ぎ澄ます!

なぜ他の帰国生受け入れ校ではなく、同志社国際中学で学びたいのか、説得力のある志望理由を言えるように学校の研究も欠かせません。

なぜ同志社国際中学で学びたいの?と質問をすると「帰国生が多い学校だから」「色々な国に住んでいた人と一緒に学べるから」といった回答をする生徒が多いです。

そこで、「その答えだと、他の受験生もみんな一緒だよね?」と問いかけます。さらに、他にも立命館宇治中学や関西学院千里国際中等部なども帰国生がたくさんいるけど、なぜ他の帰国生受け入れ校ではなく、同志社国際中学に入学したいのか、授業で一緒に考えていきます。

同志社国際について研究する

実は両親に勧められて、なんとなく志望校を決めたお子さまも結構います。そこで、一緒に学校のHPを見たり、学校見学に行ったときの印象を聞いたりしながら、同志社国際のどこが魅力だと思ったのか、同志社国際でどんなことを学びたいのか、どんな活躍ができそうか、一緒に探っていきます。

志望理由を考えることで、「同志社国際で学びたい!」という思いが強まる受験生も多いので、時間をかけて準備をします。

実践的な面接対策(3回)10~12月

同志社国際中学の面接は日本語だけの場合が多いのですが、ネイティブによる英語質問があったこともあるので、両方の言語で準備しておきます。

模擬面接では今までに面識のない講師が担当するので、本番さながらの緊張感も経験できます。姿勢や視線も意識しながら面接練習から模擬面接まで3回で完成させます。

「父」「母」「御校」など、普段は使い慣れない言葉に苦労するお子さまもいますが、「正式な場所で使う日本語を身につけらるいい機会だった」と仰る保護者の方が多いです。

英語資格対策(オプション) 

A選考専願に出願するためには、英語資格の基準をクリアしなければいけません。

  • TOEFL iBT((Special) Home Edition を含む)68点以上
  • 実用英語技能検定準1級以上合格(CBT、S-CBTを含む)
  • TOEIC Listening & Reading 730点以上
  • ケンブリッジ英検(for School を含む)B2 First (FCE) 160点以上

小学生にとって英検準1級など、A選考専願の英語資格は、かなりハードルが高いです。滞在国によって受けられる試験の種類が様々なので、受験可能な試験の対策を進めます

小・中学生にとって英検準1級やTOEICには色々な壁がある

毎週のチェックで語彙力アップ

現地校やインターナショナルスクールで、日ごろから英語を使う生活をしていると、小学生でも英検2級までは結構すんなりと合格できますが、準1級はなかなか難しいです。
一番の原因は語彙力です。普段は使わないような単語がたくさん出てきて、「学校の友達も誰もこんな単語知らなかった!こんなの覚えたくない!」とアメリカ現地校に通うお子様が文句を言っていました。

ズラッと並んだ無機質な単語のリストを覚えるのは大人でも気が進みませんよね。
一人でコツコツと単語帳を使って覚えるのは大変なので、一緒に目標を決めて毎回の授業で単語覚えのチェックをしていきます。

小学生にはこちらの単語帳をお勧めしています。

Reading対策 

単語が分かれば文章が理解できて問題が解けるのか?というと、実はそうでもありません。英検準1級は日本では主に大学生や社会人が受験します。

文章の背景知識、経済的な問題や環境問題などを知らないと、内容が理解できないことも多いです。
TOEICの場合はビジネスメールが出題されることもあり、「人事部って何?」「助成金?ただでお金がもらえるの?」なんてこともあります。


そういうときは調べ学習をしてもらったり、一緒にネットの記事を見たりしながら解決していきます。
色々な知識を身に着けていくことで単なる英語力向上だけではなく、思考力や論理的思考も養えます!!

問題を解くコツをや出題パターンを身に着けよう

日本で高校受験、大学受験を経験した日本国内のの英検受験者たちは、当然のように段落ごとに消去法を使って問題を解いていくのに比べて、普段から英語を使う小学生のお子様は、ざっと英語を読んで直感的に答えを選んでいきます。
そんなお子様たちは英検の問題のつくりを理解して解き方を工夫すると、一気に正答率が上がります!!

Writing対策

正しい英語を書けるように徹底指導

英検の場合は毎週Writingの宿題を出し、授業の前日までに提出してもらいます。
最初は添削で真っ赤になることもありますが、何となく話したり書いたりしていた英語を見直すいい機会です。文法のエラーを指摘し、解説をすると授業を重ねるたびに、どんどん正しい英語を書けるようになり、自信をつけていきます!

論理的な文章を書けるように

毎週の授業で、きちんとした構成でテーマに沿った論理的な文章を書けるよう、練習を繰り返します。

Writingでも出題テーマに関する知識が足りず、何を書けばいいのか分からないことがあります。
特に小学生はテーマによって、作文のできが大きく変わることがあります。そこでテーマの解説をしたり調べ学習を宿題にしたりします。Reading同様、単なる英語力だけではなく知識を身に着け思考力を磨きます。

受講料

A短期選考専願は短期集中コースなので、入会金はいただきません。
日本国内にお住まいの方は消費税がかかりますのでご了承ください。