先日、小学生の保護者様から、「英検準1級対策を受講しようと考えていますが、入試エッセイの対策は別に受講すべきですか?」という質問を受けました。英検対策と入試エッセイ対策を並行して進めるべきかどうか、ということですね。
学年によって答えは変わってきますので、受験学年とそうでない方に分けてお答えします。
小学4~5年生 まずは英検対策を
4年生・5年生のお子さまは、まず英検(またはその他の語学資格)対策に絞って問題ありません。
英検対策の授業では、特にListeningとSpeakingは得意でReadingとWritingが苦手なお子さまには、ReadingとWritingをメインに指導しています。また、必ず毎回ライティングを宿題で書いてもらって添削指導します。
Writingはたった1問の出題で点数配分が全体の4分の1ありますし、文法のエラーを解説しながら進めていくと、総合的な英語の力を上げる近道になります!!
様々なテーマで英検ライティングの対策を進めながら構成や表現、英語の文法、語彙力などを向上させると同時に、入試エッセイで必要な思考力を養っていきます。ライティング対策について、詳しくはこちらの記事をご覧ください↓。
入試までは時間があるので、焦って志望校のエッセイ対策をする必要はありません。英検2級、準1級と語数の少ないライティングでレベルを上げていき、準1級に合格したタイミングで志望校対策に切り替えられると理想的です。
タイムリミットは小6の7月です。それまでに英検準1級に合格して、志望校別のエッセイ対策へと進めれば、週1回の授業で焦らずに入試までにエッセイ対策を完成させられます。
小学6年生(受験生)はエッセイ対策を開始しましょう!
11月12月の入試が迫ってきています。志望校に合わせてエッセイの対策を始めましょう。
4カ月あれば入試まで週1本のペースで対策を進めても15~20本くらいのエッセイを書くことができます。
同志社国際志望の小学校6年生は要注意!
「同志社国際中学をA選考専願で何とか受験したい!」と、英検S-CBTに可能なだけ申し込んでいる方が今年もいらっしゃるのではないでしょうか。
基準をクリアして出願に間に合えばいいですが、英検対策に専念したものの、結局準1級に合格できず、A選考併願受験となると、お子さまの負担がとても大きくなります。
同志社国際のA選考併願の作文は独特で、英語でお話の続きを書くパターンが多いので、短期間で合格できるレベルまで完成度を上げていくのはとても難しいです。
A選考専願の可能性を求めて語学資格の対策をしつつ、A選考併願での受験に備えて英語作文の対策をしておくことをお勧めします。
過去にA選考併願で合格した方の体験記はこちらでご覧いただけます。