愛知県で学習塾を経営している國立(くにたて)先生が新しい本を出版したと聞いて、早速読んでみました。
國立先生は毎日ブログを発信していて、すでに本の出版は5冊目です。
指導歴25年超&”生の声”で実証!
今まで多くの塾生のお母さん、お父さんから、色々な相談を受けてきたので「[中学生]成績トップの子の親がしていること」を読んで、こんな本を求めていた保護者は多いはず!と思いました。
海外で暮らしている方にも、参考になることがたくさん書かれています。
Amazonでは、以下のように紹介されています。
なるほど、こうすればいいんだ! 超人気塾長が、自らの体験と多数の親へのヒアリングからつかんだ「中学生の子の学力を着実に伸ばす学習サポートの方法」をさまざまな角度から徹底解説。ママ友には聞きにくい情報が満載の1冊!
Amazonより
海外では日本以上にママ友に情報を聞きにくい
以前、アメリカでセミナーをしたときに、個別カウンセリングで
「帰国の内示が出て、1年後に本帰国になりそうです」
と帰国生入試の相談をしていた方が、
同じ会場にいたママ友から
「あら、そろそろ本帰国がきまりそうなの?」
と質問されて、
「いえ、まだまだ全然分からないの。せっかくの機会だから情報収集に来たのよ」
なんてニコニコ会話をされていて、
「おぉっ!そんな空気感なのか」と実感しました。海外では、日本以上にママ友の教育事情は聞けないものですよね。
成績上位5%の保護者の「生の声」
この本には、「学年順位上位5%」又は「模試の偏差値65以上」の中学生(&もと中学生)の140家庭の保護者アンケート結果の裏付けがあるのです!
塾に通わせずに我が子を東京大学に入れました。なんていうスーパーお母さんの経験談ではなく、一般的な140家庭の保護者の声なので、取り組めそうだと思えるヒントがたくさんあります。
読者特典でアンケート結果を見ることが出来る
この本を読んで、成績上位5%の保護者もやっぱり「勉強しなさい」っていうんだな。
スマホのルールも家庭によって色々あるんだな。ご褒美も積極的に利用しているのか!と、色々発見がありました。
さらに、読者特典でアンケートの全データをWEBで見られるのです。
膨大な量なので、そちらはまだ全て読めていないのですが、なるほど!と思える事例がたくさん載っていました。すごい量の「生の声」が読者限定で公開されています。
勉強のご褒美は現金もあり
勉強のご褒美といえば、卒塾生のさやかちゃんを思い出しました。中学1年生の入塾時に、英語のテストが30点になって慌てて塾に来た子ですが、どんどん成績を上げていきました。
さやかちゃんの家庭はお小遣いはなく、欲しいものがあれば「こういう理由で必要だ」と親を説得して、お金を出してもらいます。そして、通知表の成績でボーナスが出ていました。
5科目の5段階評定が「5」なら3,000円、「4」なら2,000円、「3」以下はボーナスなし、という制度です。
5科目とも「5」なら、3,000円×5で15,000円のボーナスです。中学生にとっては大金です。
3学期制なので、年に3回、最大15,000円を手にするチャンスがあるのです。これは頑張りますよね。
1学期の成績で7月に10,000円のボーナスをもらったとしても、次のボーナスは12月です。計画的にお金を使う勉強にもなっていたようです。
ボーナス制度は高校でも続き、大学は第一志望の立命館大学に合格、さらに成績上位者の奨学金をもらえるほど頑張りました。
このエピソードも、以前の生徒だから載せられるわけで、今の生徒だったら、〇〇ちゃん?△△ちゃん?なんて思われそうで、ブログにするわけにはいきません。
やはり、「生の声・エピソード」を手に入れるのは難しいです。