2025年度の同志社国際高校特別推薦入試は、受験者数が大幅に増えました。98人の志願者に対し、合格者数64人という厳しい入試となりました。
2024年12月の特別推薦入試で同志社国際高校に合格した生徒と保護者の方がインタビューに答えてくださいました。

当日の様子や入試対策の感想について、聞いていきます。
入試当日の集合から面接までの流れを教えてください
私は朝8:30集合のグループでした。そのグループには15人の受験生がいました。
最初は全員同じホールで待っていました。すると先生が来られて、今日の面接はこのように行われます、という全体への説明がありました。その後3つのグループに分かれて、外国人の先生に流暢な日本語で次の待合教室に案内されました。
外国人の先生も多いんだなと同志社国際の雰囲気を感じました。
面接はどうでしたか?
面接官は3人で、若い男性、若い女性、英語圏の中年の女性でした。ほとんど、面接対策で練習してきた質問でした。
自分を一言で表すと何ですか?という質問に、「私を一言で表すと親切です」と答えました。その例として、日本から来た新しいクラスメイトを英語でサポートしたことを話したら、「すごいね!出願書類にも書いてくれてましたね!」と話が膨らみました。
英語での質問はありましたか?
「最後に1つ、英語の質問をしますが、英語の力をはかるためではないです。」と言われてから、英語で質問されました。

入学後に韓国語を勉強したいと出願書類に書いていたので、「なぜ韓国語を学びたいのですか?」と聞かれました。日本語で答えを準備していたので、その場で英語で答えました。
答えにくい質問はなかったですか?
苦手な科目は何ですか?と聞かれました。
ネガティブな印象にしたくなかったので、少し答えにくかったです。「暗記が苦手なので、社会です」と言うと、「日本の勉強は暗記がたくさんだけれど大丈夫ですか」と質問されまたので、「大丈夫です!」と答えました。
面接対策の感想を教えてください
最初は短めの答えを用意してました。でも面接対策の授業で、内容を具体的に答えた方がいいとアドバイスをされて、自己アピールを付け加えて答えるようにしました。
質問リストの回答は何度も、ひたすら声に出して読んで練習しました。毎晩練習をしていたら最後は暗記しすぎて、淡々と答えるようになってしまい、「気持ちを込めて言えるように」と模擬面接授業でアドバイスをされたくらいです!
入試前日に姉に面接官役になってもらって母と私と3人で模擬面接をしました。家族ぐるみで対策をして、入試に臨みました。
出願書類の作成で印象に残っていることは何ですか?
出願書類を書くときに、自分が今まで取り組んできたことを振り返りました。
現地校に新しく日本人生徒が入って来たとき、その子は英語がまだ苦手ですごく大変だったから、私が英語でサポートするようになりました。
インターミディエートからセカンダリースクールに進学するときも学校間で申し送りがあり、継続して日本人生徒のサポートをしました。
自分にとっては当然のようにやってきたことだったのですが、出願書類の授業で先生に、とてもいい経験だと言ってもらえました。それがきっかけで、自分の経験に自信を持てるようになりました。

出願書類授業が終わったあとのお母さまから講師へのメッセージ
「願書作成が最終目的でしたが、授業を通じて、同志社国際高校をなぜ受験したいのかを深く考え、また滞在国で頑張ってきたことを振り返ることができ、自分に対する自信に繋がったように思います。
娘の深いところまで引き出していただき、先生には大変感謝しております。
また、毎回娘に温かい励ましの言葉をかけてくださり、ありがたかったです。毎回授業後に娘が笑顔で部屋から出てくるのを見て、受講させてよかったと思っていました。
短い期間でしたが、どうもありがとうございました。」
A選考入試に備えて受講した、エッセイ対策はどうでしたか?
英語エッセイは学校で書くことも多いのですが、自己流で書いていたので、正しいルールを学べて良かったです。
入試は面接だけになりましたが、エッセイ対策は学校の学習でとても役に立ちました。ESOLのクラスは1学年上のクラスも取っていましたが、単位を取るためには3つのエッセイを提出する必要がありました。
そのエッセイで、クラスで1人だけ賞をもらえました!
ハイスクールにならないとアカデミックなライティングを学ばないので、一足先に学べて良かったです。
入試全般を振り返って、お母さまから
娘は自己肯定感が低いわけではないのですが、自分からどんどんPRする方ではありません。
入試対策を通じて娘のいいところを引き出してもらえたのが良かったです。自分がどんな人間なのかをポジティブに見られるいい経験になったと思います。今後の高校生活にも活かせると感じています。