【同志社国際中学】作文に海外での経験を入れて書くべき?

同志社国際中学を「A選考併願」で受験する場合、英語で作文を書くことになります。

「A選考専願」に出願するには英検準1級など、同志社国際が指定した英語資格の基準をクリアする必要があります。同志社国際が第一志望でも英語資格をクリアできなければ「A選考併願」での受験となります。

過去問題の例

同志社国際中学A選考併願の作文の試験では、1~2文程度の短い文章でテーマが与えられます。

24年2月
You are lost in a world where whenever you move forward, you end up going backward. Use your imagination to write this story.
あなたは前に進もうとすると後ろに下がる世界に迷いこみました。想像してお話を作りなさい。

23年6月
One day, you have hear a voice from the house next door yelling. “From now, this will make up for it!”  Use your imagination to write this story.
ある日、隣の家から「これからとりもどすぞ!」という叫び声が聞こえてきました。想像してお話を作りなさい。

このように英語と日本語が併記されていて、B4サイズ25行の用紙2枚に作文を書きます。

作文に海外の経験を入れるべき?

保護者の方から、「帰国生入試なので、海外での経験を織り込んだ作文を書いた方がいいのでしょうか?」という質問を受けることがよくあります。

この質問には、「自分の経験を織り込んでお話を書いた生徒も、オリジナルなストーリーを書いた生徒もどちらも合格しています。」と答えています。

出題テーマによって、経験を織り込んで書きやすいものと、経験を織り込むと不自然になる(可能性がある)ものがあります。
・自然な流れで海外経験を入れられる場合は、用意していたエピソードを使って書く。
・話の流れが不自然になりそうな場合は無理に経験を入れずに書く。
と考えるといいです。

お話を作るのが好きで特にエピソードを準備せず、いつも想像力を働かせて話を書いていた生徒もいます。
面接で「作文の練習はたくさんしましたか?」と聞かれて、「はい。お話を作るのが好きなので、とても楽しかったです!」と答えると、面接官が顔を見合わせて笑顔になったそうです。

2024年12月入試の作文でも、両方のパターンで合格!

2025年度の中学入試は2024年12月、2025年2月に実施されました。A選考併願は、志願者数56人、合格者数11人、倍率5倍を超える厳しい入試でした。ちなみに、11人中5人はYou-学舎で対策をした生徒たちです。本当によく頑張ってくれました!

2024年12月の入試では、以下のようなテーマが出題されたようです。

あなたの家の前に大勢の人が集まっています。このお話の続きを想像して書きなさい。

※生徒から聞き取ったものなので、正式な過去問題は学校説明会などで配布される資料で確認してください。

同じテーマでも、「自分が用意したエピソードを活かして書けた!」という生徒と、「エピソードを使うのが難しそうだったから、オリジナルな話を書いた!」という生徒に分かれました。

両方のパターンの生徒が合格者インタビューに協力してくれました。是非、それぞれのインタビューを参考にしてみてください。

作文に体験を入れ込んだ生徒の声

オリジナルなストーリーを書いた生徒の声