帰国生アンケート結果 国語を甘く見てはいけない!

You-学舎で受講いただき、すでに本帰国をして日本の学校に通っている中学生・高校生の保護者様にアンケートを実施しました。
同志社国際中高、立命館宇治中高、関西学院千里国際中高、ICU高校、大教大附属池田高校など、様々な学校に通う方の声を聞くことができました。アンケートへのご協力、ありがとうございました。

アンケート結果を集計してみて、今海外に滞在されている方に伝えたい!!と思ったのは帰国後「国語」で困っている方が意外に多いということです。

帰国前にやっておけばよかったことは国語力アップと英語資格

「お子さまの教育に関して帰国前にやっておけばよかったと思うことは何ですか?」と質問してみたところ、以下のような回答が並びました。

  • 日本語の新聞などを読み、世界や日本のことに関心と興味を向け、そこから語彙力や漢字、読解力を養うこと (海外の目の前の学習に追われてなかなか日本の新聞を読むことはできませんでした)
  • もう少し早くから受験を意識して日本の学校の勉強や、英語の資格所得にむけての勉強時間を作るべきだったと思いました。
  • 日本語の読書習慣
  • 英検等資格取得
  • 日本語の強化
  • 漢字学習

「特にありません」という素晴らしい方もいましたが、予想以上に日本語(国語)と答えた方が多かったです。

また、同志社国際中学高校や立命館宇治中学高校、大阪府立高校など語学資格を取得していると推薦入試や点数読みかえなどで、有利な受験をすることができます。急な帰国が決まって困らないように、語学資格は計画的に取っておいてくださいね。

日本語に触れる機会を増やそう!


海外で暮らし始めてすぐのころは、現地校やインターナショナルスクールの授業についていくのが大変で国語なんて気にする余裕がないのは、とてもよく分かります。

でも、海外で暮らしていると日本語に触れる機会がとても少なくなります。
日本語の読み書きは意識的に取り組まないと、日本国内の子どもたちに後れを取ってしまいます。
楽しく本を読みながら日本地理や日本文化に触れるという目的で、以前こちらの本を紹介しました。
海外在住の小学生にお勧めの本
よろしければこちらの記事もご覧ください。

日本語を書く時間を確保しよう

文章読解はできるのに「日本語を書く」機会が少ないので、海外在住歴が長くなると年相応に文字が成長していない、幼い文字を書く子どもが多いです。
そこでお勧めなのが文章書き写しや日記です。小学校低学年のお子さまには日記がいいですね。出来事だけではなく、自分の気持ちも書くようにできるといいです。

高学年のお子さま、中学生のお子さまには、文章書き写しがお勧めです。You-学舎個別指導の国内生通塾部門では、今年の春から「国語力強化」のため毎回の授業中に10分間の文章書き写しのコーナーを設けました。
英語の授業でも数学の授業でも10分間、新聞コラムや名文を書き写すのです。
国内生向けの記事ですが、もし興味があればこちらもご覧ください。
【学力の土台 国語力を高めるために その2】


この記事に書いた、関西の多くの高校受験生が受ける模試が返ってきました。私が普段勤務している京都の教室では、国語の偏差値が春から夏に大きく伸びた中3生が多かったです。
国語の書き写しを始める前に受けた4月の模試と、夏休み明けに受けた9月の模試の結果を見て、大幅アップの生徒の結果は

4月の国語偏差値 → 9月の国語偏差値
H君  43→61
Sさん 51→60
Hさん 46→56 

さらに、もともと国語が得意な生徒も上がりました。
上がり幅は少ないですが、
Fさん 64→67
Mさん 61→67 

海外在住のお子さまにも書き写しは効果があると思います!!

書き写しの素材は教科書がお勧め

書き写しと言われても、名文を親が選ぶのは難しいと思われるかもしれません。現地校やインターナショナルスクールに通う小・中学生には是非、教科書の書き写しをお勧めします。
日本国内の小学3・4年生は1年間で245回(1授業45分)、5・6年生は175回(1授業45分)、中学1・2年生は140回(1授業50分)国語の授業があります。

日本語補習校で毎週国語を学んでいても、差がついてしまいます。そこで夕食前の時間など、1日10分間でいいので国語教科書の書き写しに取り組んでみてもらえればと思います。

また、小学校高学年や、中学生は国語だけでなく理科と社会の教科書の書き写しもお勧めします!理科の用語や日本の社会に触れているだけでも帰国後にや悪に立つはずです。


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