一時帰国中に、対面授業も可能です。
色々縛りはあるものの、今年の夏休みは一時帰国できるようになりましたね。自主隔離期間を終えたアメリカの生徒やUAEの生徒が京都の西院教室で夏期集中授業を受けています。
勉強のための移動は不要不急ではないですからね。
塾通いとは言え、子どもたちは自分一人で塾に通える自由な日本の生活を楽しんでいるようです。
お母さまも日本にいる間に、親戚に会ったり色々な手続きをしたり、何かと忙しいと思います。今年はまだ非日常感のある日本ですが、久しぶりの日本を楽しんでください。
海外在住の小学生にお勧めの本
一時帰国した機会に日本で本を買って帰る方も多いですよね。海外に住む小学生の保護者様のお悩みの一つが国語力や日本の常識などをどのように身に着けさせるかです。
補習校に通っていても国語や算数の学習がメインになるので、都道府県名や県庁所在地を覚えていないのは帰国生あるあるです。
そんな悩みにお役に立てるかも?という本をご紹介します。
おはなし推理ドリル
シリーズを揃えても省スペース
学研から出版されている「おはなし推理ドリル」はシリーズもので、都道府県事件ファイル、科学事件ファイル、歴史事件ファイルなど、色々な種類があります。
学習ノートと同じサイズで、ノートくらいの薄さのテキストです。スーツケースにシリーズを揃えて入れても、そこまでかさばらないし重くないのもお勧めする理由です。
謎解きをしながら文章読解ができる
表紙の帯にあるように「ナゾトキ×文章読解」をしながら、歴史や科学にも触れられる一石二鳥なテキストです。「都道府県事件ファイル」には18の事件が収録されています。
1つの事件ごとに見開き1枚の「事件編」で事件の様子や謎解きのもとになる情報を読み取って、次に見開き1枚の「推理編」で誰が犯人なのか?などの謎解きをし、巻末の「解決編」で答え合わせをします。
新しいスタイルの学習本なので、詳しくはこちらの学研HPをご覧ください。どんなつくりの本かイメージが湧くと思います。
謎解きをするために丁寧に情報を読む必要がある
子どもが楽しんで取り組めそうなテキストですし、推理を楽しみながら日本語に触れられます。また、謎解きをしなければいけないので、文章を丁寧に読まなければなりません!
謎解きをするのが楽しくて、どんどん読み進めたという感想を聞きますので、普段本を読まないお子さまでも、取り組みやすそうです。
「都道府県事件ファイル」の最初の事件は、小学6年生の男の子が主人公です。文章中には札幌、新千歳空港、雪まつりなど、北海道にまつわる地名や言葉がちりばめられています。
この事件では、たまたま北海道で同じ電車に乗り合わせたおじいさんが、見せてくれた「白石駅」付近の1枚の写真をもとに、どの白石駅付近の写真なのかを推理します。ちなみにJR白石駅は日本に3つあるそうです。
日本地理や文化にも触れられる
実は謎解きには札幌や新千歳空港などは全く関係ありません。でも、せっかっくなのでお子さまと一緒に地図で北海道や札幌の位置、新千歳空港の場所を確認したり、雪まつりの写真をネットで調べたり、日本国内の色々な情報に触れてみてはいかがでしょうか?
新潟県ならお米、香川県なら讃岐うどん、石川県の輪島塗りなど、各地の名産品なども出てくるので、文章読解と謎解きをしながら日本の地図や文化に触れられます。
小学4年生~6年生用となっていますが、3年生のお子さまでも楽しめたとの声を聞いています。歴史編や百人一首編もあるので、お子さまが興味のあるものから是非、取り組んでみてください。