【帰国生編入試験】試験の有無と範囲は早めに学校に問い合わせましょう!

先日、今年度末に本帰国が決まったご家庭から同志社国際中学や立命館宇治中学のような学校ではなく、他の帰国生受け入れ校への編入を検討しているという相談を受けました。

まだ中学1・2年生で、どんな進路に進みたいかも分からないので、将来の選択肢を広げたいそうです。そこで、いくつか気を付けていただきたいことをお伝えしましたので、まとめておきます。

編入試験の有無を学校に問い合わせよう!

各中学とも若干名の募集、または欠員があるときのみ実施など、学校によって編入試験の実施状況は様々です。まずは来年度4月編入試験の実施予定があるのかを確認しましょう。HPでは「帰国生入試・編入試験については、お問い合わせください」と書いてあることが多いので、電話かお問い合わせフォームで確認することになります。

行きたい学校に欠員がなく、編入試験を実施しない場合は別の学校にも問い合わせをして、編入できる可能性がある学校を探さなければいけません。

試験の実施時期と試験科目を確認しよう!

多くの私立中学高校では、編入試験希望者から問い合わせがあった場合に、個別対応で編入試験を実施します。帰国の時期に合わせて実施してくれるのかどうか、おおまかな帰国時期を伝えると教えてくれるはずです。

今年、立命館守山中学の編入試験に合格したご家庭は1年以上前から、学校と連絡を取っていました。

9月編入のための編入試験は7月末に実施してくれました。編入希望の学校が決まっているなら早めに連絡をして、計画的に準備をすることをお勧めします。

試験範囲を確認すべし

中高一貫の私立学校では、ほとんどの場合、公立中学校よりも早いペースで授業を進めていきます。大学附属校でなければ、高校2年生までにすべて先取りで学習を終えて高校3年生ではバリバリ入試対策演習をする学校が多いです。

また、途中から入ってきた帰国生1人だけに特別な対応をするのは大変ですから、他の生徒と同様に授業について来れるかどうかを判断して合否を決めます。そこで、気を付けたいのが学校進度と試験範囲です。

中学2年生の4月編入のための試験なら、中学1年生終了程度まででいいのか、中学2年生の範囲も出題されるのか、情報収集が必要です。

シラバスや採用している問題集を手に入れましょう!

志望している学校のシラバスを手に入れられたら、その進度に合わせて学習を進めていけます。HPで公開している学校もあります。また、生徒が使用している学校指定の問題集が分かれば、その問題集を使って対策をしていけると理想的です。

塾用教材を使用している私立中学は多いので、日系の塾に通っているなら取り寄せてもらえるかもしれません。オークションサイトなどで、購入したけど使わなかったテキストなどを出品していることもよくあります。

帰国生徒数が少ない学校では、帰国生編入試験の情報収集は難しいです。可能性のある学校については、早めに連絡をして、早め早めの準備をお勧めします!

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