千里国際の作文は50分の間に出題された設問に対する自分の考えを日本語か英語で記述する形式です。
解答用紙はA4の横書きで、枚数制限はないようですがありません、千里国際の先生によると多くの受験者が2枚目の途中までは書くそうです。

作文の採点基準
まず千里国際のウェブサイトにある過去問題と採点基準を見てみましょう。
- 構成(論の組み立て)
- 内容(考えの質)
- 言語表現
の3つの観点に分けて、それぞれ4段階で評価されるようです。また、英語の文法ミスは大きく減点しないと聞いています。そこは入学してから指導すると仰っていました。千里国際らしいですね。
詳しい評価基準は学校のHPで確認してください。
作文のテーマ
千里国際のウェブサイトでは、英語・日本語 両方で例題が公開されていますが、日本語のみ紹介します。
※千里国際の作文は日本語か英語のどちらかを選べますが、英語を選んだから有利というようなことはないそうです。書きやすい方の言語でチャレンジしましょう。
問題の例1
次の意見を読み、あなたの考えを述べなさい。
「誰もが楽器を演奏できるようになるべきである。」
この意見に賛成ですか、それとも反対ですか。あなたの立場を明確にし、その理由を具体的に書きなさい。
問題の例2
次の意見を読み、あなたの考えを述べなさい。
「私たちの社会はテクノロジーに頼りすぎている。」
この意見に賛成ですか、それとも反対ですか。あなたの立場を明確にし、その理由を具体的に書きなさい。
このような例題が、関西学院千里国際のウェブサイトで公開されています。
賛成、反対、両方の立場で考えてみる
「あなたの立場を明確にし、その理由を具体的に書きなさい。」ここがポイントですね。例題のように、賛成する人も反対する人もいるようなテーマが出題されるのだと思われます。ディベート形式なので、両方の立場で考えてみることをお勧めします。
賛成の立場、反対の立場、それぞれの理由を書き出して、その理由をサポートする自分の経験がないかなどを考えて、どちらの立場で書くとより論理的な文章を書けるか決めると良さそうです。
海外経験を振り返ろう
千里国際の作文の対策を始める前に、今までの海外経験を思い出して箇条書きにしてみましょう。
- 滞在国でどんなことを学んだのか?
- 滞在国でどんな人に出会ったのか?
- 印象に残っている経験は何か?そこから何を学んだのか?
学校行事やスポーツ、習い事、苦労したことなど、作文に使えそうな経験を洗い出しておきましょう。ネタ帳を作っておくわけです。
この振り返りは実は面接対策や出願書類対策にもつながりますから、しっかり取り組んでくださいね。
千里国際の入試は出願書類も大切です。
時間配分を決める
入試当日は出題された設問から、50分で作文を仕上げることになります。
何度も練習して自分なりの時間配分を決めましょう。
- 作文の内容と構成を考える
- 実際に作文を書く
- 読み直して、誤字脱字や内容を確認し、仕上げる
大きくこの3つの要素に分かれます。それぞれにどれくらい時間をかけるか、作文の練習をしながら時間配分を決めていきましょう。