【立命館宇治】公開研究会(探究)に参加しました!

立命館宇治中学高校は、生徒だけでなく教員も国際バカロレアの提唱する学習者像を追求しているそうです。その活動の一環として、公開研究会が実施されました。

本来は学校関係者対象の公開研究会なのですが、私にもご案内をくださったので、1月19日(金)に学校に伺いました。全国の学校から先生方が集まって来られていました。

立命館宇治中学高校のホームページで当日の様子が紹介されています。

IGコース・IMコース 高3生全員の発表

2時間分の授業を使って、様々な教室で高校3年生と1部の中学生が各自の探究テーマの発表をしていました。選ばれた生徒だけが発表するのではなく、ありのままの姿を見てもらうため、全員の発表にしたそうです。

高校3年生が1月に探究活動の発表をできるのは、附属高校ならではですね。大学入試がないからこそ、大学受験の時期に集大成の機会を設けるのが立命館宇治らしいです。生徒たちは共通テストの頃に最後の仕上げやプレゼンの練習で大変だったのではないでしょうか。

アメリカンフットボール関連のテーマが多い!?

色々な教室を回りながら生徒たちの探究テーマ一覧を見ていると、アメフトに関する発表がたくさんあるのに気づきました。
・アメフトを奈良県で活性化させるには
・アメリカンフットボールの人気を高めるには
・アメフトをメディアで放送してもらうには何が必要か
・日本のアメリカンフットボールの試合で東京ドームを満員にできるのだろうか
・アメリカンフットボールを国内でプロスポーツ化することはできるのか
・国内のアメフト人口を増やすにはどうすればいいか
アメリカンフットボールの競技人口を増やし、知名度を高めるにはどのような方法が有効か?

部員みんなで相談して、探究テーマをアメフトに揃えたのでしょうか?アメフトをメジャーにしたい、という部員たちの思いが溢れています。

太字にしたテーマは5人の生徒によるプロジェクトで、発表時間が20分と長く設定されていたので、こちらを見てきました。

校外の機関にも働きかけている

まず、他のスポーツと比較して、アメフトの競技人口の少なさが示されました。私もラグビーは何となく分かりますが、アメリカンフットボールはルールも、選手も知りません…。

発表した生徒たちは、立命館大学卒業のアメフト選手が所属するJAD(Japan American Football Dream)という社団法人に働きかけて、子どもたちにアメフトを体験してもらうイベントを実施したそうです。その際に配布した保護者向けのリーフレットで、アメフトが子どもの教育にいいこともアピールするなど、面白い発表でした!

他の発表でも、校内の活動にとどまらず、外部の機関に協力を依頼しているケースが多く、生徒たちがとてもいい経験をしていると感じました。

迷っていたらC棟まで生徒が案内してくれた

校舎のつくりが複雑で、校内案内図を片手に立ち止まっていたら、
「どこに行かれるんですか?」と中学3年生の女の子が声をかけてくれました。

「C棟に行きたいんですけど…。」と言うと

「C棟かあ、どうやって説明するといいだろう?」とそばを通った友達に相談してくれました。どうやら私はA棟にいて、C棟に行くにはB棟を通り抜けなけらばいけなかったようです。

すると、その友達が「私、今からちょうどC棟に行くんです」と言って、一緒にC棟まで歩いて案内してくれました!!とても嬉しくて、参加者アンケートにも感謝の気持ちを書きました!

オープンキャンパスや入試説明会とは違い、普段の授業が並行して行われていたので、授業や生徒の様子がよく分かる貴重な機会でした。

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