【同志社国際高校】B選考入試の数学は何点必要?

先日、同志社国際高校の特別推薦入試条件Bに出願して、一次選考の結果を待っている生徒から

「一次選考が通らなかった時のために、B選考入試の対策をしてるんですが、数学が苦手でほとんど得点できません。どうしたらいいでしょうか?

と相談されました。

同志社国際の数学は難しい!

特別推薦入試に出願している生徒なので、日本人学校の成績は9教科40以上あります。数学は苦手と言っても評定「4」なので、学校のテストでは80点前後は取れる生徒です。ところが、過去問題を解いてみると2問しか正解できなかったと、とてもショックを受けていました。

確かに同志社国際入試の数学の問題は計算が非常に複雑で、難易度が高いです。

同じように悩んでいるお子さまには、彼女へのアドバイスが参考になるかもしれません。

B選考入試の合格最低点

同志社国際高校、帰国生入試のB選考は英数国の3科目入試です。
昨年度入試の合格最低点は

12月入試では300点満点で188点、
2月入試は300点満点で190点でした。

65%の得点率で合格できるわけです。各教科の足切り点があるわけではないので、数学で65%取れなくても得意な科目でカバーできればOKです。

英語と国語で7割以上得点する

英語は数学に比べると、それほど難しくありません。難易度で言うと英検準2級レベルです。海外で暮らしている日本人学校の生徒は、英検2級を持っていることが多いです。
先日相談してきた生徒も英検2級です。

英語は8割ほど得点できそうとのことでした。国語も記述問題がどれくらい得点できるか分からないけれど、自分で丸付けできる問題では6割は取れているようです。

英語で80点、国語で70点取れれば合計150点確保できます。3科目の合格最低点が190点なので、数学で40点取れればいいわけです。

数学は5割を目指そう

同志社国際高校入試の数学は英語や国語に比べると問題数がとても少なく、11~14問ほどしかありません。そのため、1問の配点が高いです。

彼女が2問しか正解できなかったという2022年度入試の問題では大問1の計算問題が4問ありますが、赤本の配点を見ると1問8点です。しっかり時間をかけて全問正解すると大問1だけで32点確保できます。

残り7問のうち2~3問正解できればOKです。先ほど、英語と国語の合計で150点取れれば数学は40点でOKと言いましたが、当日何があるかは分かりませんから、5割を目指すのをお勧めします。

ややこしい展開や因数分解に慣れよう

同志社国際の数学の試験には、工夫の必要な展開や因数分解の問題がよく出ます。最初はなかなか大変だと感じますが、解くコツを掴めば正解できます。

「一次選考の結果が出るまで落ち着かないだろうけど、大問1を完璧に解けるように複雑な計算問題を毎日練習しておくといいよ」

こうアドバイスすると「何とかなりそうな気がしてきました!」と少しホッとしたような様子でした。

今回は数学が苦手な生徒のケースでしたが、国語が苦手なら逆に数学でカバーする作戦もありです。入試が近づいて来ましたから、過去問題を使いながら戦略的に合格点を狙いに行きたいです。

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