【立命館宇治高校入試】数学は標準問題までで合格点が取れる!

立命館宇治高校の国際入試の問題は非公開ですが、対策には「国内一般生の過去問題を使ってください」と、立命館宇治高校入試センターの先生が仰っています。

2023年度入試では、国内一般生の受験者平均点は国語49.7点、英語51.5点、数学51.5点と3科目とも5割程度でした。社会57.8点、理科67.0点なので、理科と社会は得点しやすかったようです。合格最低点は500点満点の344点(A日程)と70%ほどの得点が必要です。実際は理科社会で点数を稼いだ受験者が多かったはずなので、数学は70%なくても合格できると思いますが、70%取れる力をつけておくと安心です。

国際入試11月の数学は基本問題の配点が高い

11月の国際入試の数学は基本問題の配点が高いという配慮があります。問題が非公開なので、どこまで基本問題の配点が高いのかは分かりません。基本問題の問題数が多いのか、1問の配点が高いのかも分かりませんが、何らかの配慮をしてくれてるのは確かです。だからこそ、基本問題でのミスは許されません。基本から確実に力をつけていきたいです。

難しい問題も基本問題も配点がほぼ同じ

2023年度入試A日程の問題を見ると、大問の数は4つで、小問の合計は19問です。ここ何年も大問4つで小問の合計20問弱という形式が続いています。

立命館宇治高校の数学は大問1の計算問題の配点も5点ですが、大問2~4の関数や図形、規則性などで出題される難易度の高い問題も配点5~6点とほとんど変わりません。確実に合格点が取れるように対策を進めていきたいです。

大問1だけで5割確保できる!

今年も例年通り大問1は小問集合でした。傾向も例年通りで、少し複雑な計算や因数分解、規則性、確率や関数、図形などの標準的な問題が10問並んでいます。

公立高校の入試問題よりは難しいですが、問題演習をこなして問題に慣れれば正解できるレベルの問題です。少し戸惑うような問題も混ざっていますが、根気よく丁寧に考えたり書き出したりすれば、正解できるはずです。

ここで全問正解するのが鉄則です。配点が5点と高いので、大問1を全問正解すれば50点を確保できます。大問1だけでほぼ受験者平均点が取れるのです!!

大問2~4は解ける問題を確実に!

大問1を解いたらまずケアレスミスがないかどうか、確認して全問正解を確保してから、大問2~4に目を通し、解けそうな問題から取り組むのが合格につながる試験の受け方です。大問1が全問正解なら大問2~4のうち4問正解できれば、数学で合格点が取れます。

国内一般生の2023年度入試問題をもとに、傾向と対策を考えよう

大問1をパーフェクトに、という基本を踏まえた上で、残りどこで20点を取って7割まで伸ばすか、2023年度入試の問題で考えていきます。まだ赤本が出版されていないので、詳しくは問題が入手できてから確認してみてください。(大まかな点数の取り方のイメージは2022年度入試以前の過去問題でも同じなので、過去問題が手に入る方は過去問題を見ながら読んでみてください)

大問2で10点は取れる!

2023年度入試の大問2は関数の問題でした。二次関数と反比例・図形の融合問題ですが(1)は基本問題です。(2)は三角形の面積を求める問題で、これも標準的な問題です。ここまでは確実に正解したいです。
(3)は(2)の三角形をx軸の周りに1回転してできる立体の体積を求める問題でした。解法は思いついても、計算が面倒なのでミスをして正解にたどり着かなかった受験者もいたはずです。
(1)と(2)まで正解できれば10点、(3)まで正解できれば16点です。(3)が正解できなくても大問1がノーミスなら、ここまでで60点確保できます。

大問3と4で、あと2問正解できれば70点以上取れます!

大問3は後回しでOK! 時間配分も重要

2023年度入試は大問3、平面図形の問題が難しかったです。(1)だけでも正解したいと粘って時間をロスした受験生も多かったのでは?と想像しています。たまに、こういう問題が出るので、思い切って飛ばして次の問題に進み、時間が余ったら戻ってくるというような、冷静な時間配分も重要です。過去問題を解くときもタイマーを使って練習するのをお勧めします。

大問4の規則性は実際に与えられた条件に沿って、正確に書き出していくと(1)(2)までは正解できます。これで目標の70点に届きます!

標準的な問題集で対応できる!

立命館宇治高校の入試数学では、超難関校対策のような問題集は必要ありません。

日系の塾でよく採用されている新中学問題集であれば発展編の問題をゴリゴリ解くのは時間のロスになります。(もちろん、数学が得意で楽しんで取り組むのであれば、超難関校対策の問題集でも問題ありません)
数学が苦手、または好きではないなら、標準的なレベルの問題集を丁寧に、繰り返して取り組むことをお勧めします。

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