新型コロナの影響で急遽帰国された方のため、立命館宇治中学高校は4月末に特別編入試験を実施してくれました。
また、基本的には毎年夏と冬に帰国生のための編入試験を実施しています。
今の中学1年生&2年生は編入試験のチャンスがなくなりました
立命館宇治中学のホームページで「2021年4月の中学2年生および中学3年生の編入学については、定員に達しているため募集を停止します。またそれ以前の中学1年および中学2年の編入学についても、定員に達しているため募集を停止します。」
と発表されました。
来年の春に本帰国が決まり、立命館宇治中学の編入試験を受けるつもりだった方にはショックなお知らせです…。
新型コロナの影響で急な一時帰国のつもりが、ビザの関係で再入国できず、慌てて夏の編入試験を受験された方も多かったようですからね。これ以上受け入れることができないのでしょう。
国際入試での高校受験を考えるなら帰国は慎重に
海外滞在期間が長い方は、公立中学校に一度編入してから、語学の資格を上げていき、高校入試で国際推薦入試での合格を目指して再チャレンジする手もあります。立命館宇治高校の国際入試の受験資格を再確認しておきましょう。
①日本の義務教育の課程( 9 年間)に重なる期間に、現地校(日本人学校を含まない)・インターナショナルスクール等の就学経験が合わせて 5 年以上あること。
②日本の中学校の課程( 3 年間)に重なる期間に、現地校(日本人学校を含まない)・インターナショナルスクール等の就学経験が 1 年 6 ヵ月以上あること。
③「①」「②」に該当しない場合でも、日本の義務教育の課程( 9 年間)に重なる期間における現地校(日本人学校を含まない)・インターナショナルスクール等の就学期間が連続しており、その期間が帰国後の就学期間の長さを越える場合。
「過去に1週間ほど期間が足りなくて、国際入試で受験できないというケースもあったけれど、こればかりは何ともしてあげられないんです」
と、立命館宇治高校の入試センターの先生が仰っていました。コロナの影響などで帰国を考えている方も多いのではないでしょうか。お子様とお母様だけが学期の終わりまで滞在を延長するとう選択肢もありますので、帰国の際は慎重に受験する可能性がある学校の帰国枠での受験資格を調べてくださいね。