帰国生対象の英検講座は主に準1級対策を目指しますが、ここ数年、日本国内でインターナショナルスクールに通う小学生や、幼い頃から英語に取り組んできたお子さまのご家庭から英検準2級・2級にチャレンジしたいという声が出てきています。
受験会場の中学生・高校生のお兄さんお姉さんたちに「小学生が受験するの?」と驚かれるのが嬉しくて、どんどん上の級にチャレンジしたくなったいという生徒もいます。
英検対策は中学受験で有利になったり英語力を上げたりするだけではなく、知識を広げ思考力を上げるのにも役立ちます!!
立命館宇治のi推薦希望なら、5年生で英検準2級を取っておきたい
立命館宇治中学は帰国生やインターナショナルスクール出身の生徒が多く、英語の学習に力を入れたい方に人気です。立命館宇治中学のi推薦は国内一般の生徒も推薦入試にチャレンジできる制度です。
英検と、中学受験模試、それぞれで学校が決めている基準値を超えるとICコースの合格を確保して、
IP方式の入試にチャレンジできます!!模試の成績は6年生の成績が必要なので、模試対策に集中できるよう、英検は小学校5年生のうちに取得するのがお勧めです。
英検3級、準2級、2級と取得したグレードによって、模試で必要な偏差値が変わってきます。少しでも英検のグレードを上げておくと、6年生になってからの模試対策が楽になります!英検のダブル受験なども活用して5年生のうちに英検合格を目指しましょう。
受験に必要なくても、ステップアップに英検が使いやすい
小学生から英語に取り組んできたなら、英語の語彙を日本語レベルに合わせて伸ばせると、理想的です!
幼い頃から英語に触れてきたお子さまは、英語の音を聞き取ったり発音したりするのは得意ですが、年齢相応の英語力(語彙力)をつけていくには工夫が必要です。
年齢相応の英語の本を読んだりテレビを見たりする必要があるのですが、お母さんが読ませたいテキストをピックアップするのはなかなか大変ですよね。忙しくてそんな時間を取れない方も多いです。
英検対策をして、文章読解問題の英文を読むと色々なテーマの文章に触れることになり、語彙を上げるのにちょうどいいです。3級、準2級、2級とステップアップしていく達成感もあります。
小学生に2級対策は難しいと言いますが…。
英検対策準2級・2級は高校生あたりをターゲットに問題が作られています。当然市販のテキストも小学生向けではありません。
- 単語帳での単語覚えを嫌がる
- 英作文のテーマが小学生には書きにくいものがある
- 英会話スクールなどの対策講座は、年齢層が高くて抵抗がある
こんな悩みをよく聞きます。小学生対象の英検対策講座では5級から3級あたりがメインで、準2級以上対策講座はなかなか開講していないようですね。
でも、英検2級に合格する小学生も結構います!!では何をするべきなのか、書いていきます。
英検2級は準1級ほど語彙のハードルが高くない
お子さまが英検2級対策をして、難しいと感じるのは「知らない単語が多すぎる!」のが一番の原因です。そこで、2級対策の単語帳に載っている単語を確認してみましょう。
specialist (専門家)、absorb(~を吸収する)、electrical(電気の)、consumer(消費者)など、英単語は難しめに感じるかもしれませんが、( )内の日本語の意味は小学5年生なら理解できるはずです。
英検準1級のように日本語の語彙力以上の英単語を覚える必要はないので、そこまで難しくはありません。また、つづりまで覚えなくても英検には合格できます。英単語を見て、聞いて意味が分かればOKなのです。語彙力を上げていけばReadingで合格できるスコアを取るのは難しくはありません。
ライティング対策で知識と思考力も高める!
小学生には英検準2級・2級のライティングはリーディングよりも訓練が必要です。高校生以上が受ける前提でテーマが与えられるので、内容そのものが難しいケースがあるからです。
2022年度第1回の英検では以下のようなライティングが出題されました。
TOPIC
Some people say that it is necessary for people to go to important hisotorical sites in order to understand history better. Do you agree with this opinion?
POINTS
●Experience
●Motivation
●Technology
受験者は与えられたTOPICに対する自分の考えとその理由2つを80~100語で書きます。
POINTSは参考にして理由を書いても、他の観点から理由を書いても構いません。
高校生なら小・中学校で歴史を学んできましたし、修学旅行などで歴史的な場所に訪れた経験から自分の意見を出せます、でも日本の小学5年生はまだ歴史を学んでいません。
説得力のある理由を2つ考えるのはなかなか難しいので、どんな内容を書くか家族で考えたり授業で講師とブレストしたりして、方針を決めます。その後、英語で表現する練習を重ねます。
最初は大変ですが色々なテーマで書いていくうちに知識が広がり、思考力も高まります!実は英語力を上げるよりも生徒たちにとって大きな成長につながっていると実感しています。
英検対策のオンライン夏期講習を実施しております。受講料については、こちらのコース紹介をご覧ください。