【中学入試】小学校低学年で帰国したご家庭へ

2023年度入試対策に多くの方から申し込みをいただいております。そこで、よく相談されるのが帰国時期が早かった中学受験生の出願書類や面接対策についてです。

例えば2011年から2019年まで海外に滞在したお子さまの場合、1歳から8歳までと海外滞在歴は長いですが、小学校3年生から日本の小学校に通っています。6年生にとって小学校1・2年生の出来事は遠い過去の思い出になっています。

出願書類を書き始める前に、面接対策を始める前に、まずはご家族で海外滞在時の動画や写真を見て、当時のことを現実感がある思い出にできるといいです。

学校について思い出そう

どんな学校に通っていたのか、どんな先生に教えてもらったのか、どんなお友達がいたのか、など通っていた学校について、当時の写真などを見ながら思い出しましょう。

お子さまが覚えていない出来事などはお父さん、お母さんが「こんなことがあったよね!」と話してあげてくださいね。

面接で通っていた学校について聞かれたときのために、学校の振り返りは必要です。

どんな国に住んでいたのか思い出そう

家族で出かけたときの写真や動画もあると思います。それを懐かしく見ながら、どんな国に住んでいたのか。どんな場所に遊びに行ったのか。毎週のように出かけた場所はあったのかなど、振り返ってみるといいです。

日本とどんなところが違うのかも話し合ってみることをお勧めします。

Googleマップのストリートビューもお勧め

実際に住んでいた家が残っていたら、Googleマップのストリートビューを使って、学校に通った道を進んでみたり、よく行っていた公園まで同じ道筋で行ってみたりすると、結構色々なことを思い出せるようです。

日常的に行っていた場所ほど、思い出はあるのに写真や動画を撮っていないものですよね。ストリートビューは思い出すきっかけになるかもしれません。

習い事やスポーツなど、学校以外にどんなことを頑張ったのか?

学校以外での経験も思い出しておきたいです。現地のサッカーチームに所属して、熱心に練習したり試合に出たりしていて、さらに日本でもサッカーを続けているなら、面接でアピールできます。

小学校低学年でサマーキャンプに参加して、初めて家族と離れて過ごした。参加するときは心細かったけれど、いい友達ができてよかった。

こんな、海外ならではの経験を思い出せるといいです。

日本に帰ってからの経験も大切です。

海外の経験ももちろん、最近の経験でもアピールできることをピックアップしておきたいです。5~6年生の間のリーダー経験や習い事など、頑張って取り組んで成長できた経験が望ましいです。

思い当たらないという方は、まだ入試まで時間があるので、今からアピールできることを作っていきましょう!

英語力保持(向上)のためにしたこと。

また、英語力保持(向上)のために取り組んできたこと、例えばオンラインで英語を話す機会を定期的に作ってきた、英語の本を読むようにした、など色々あると思います。

同志社国際受験生ならDIVE、立命館宇治受験生ならRitsKidsに通っている方もいるでしょう。

英検にチャレンジして級を上げてきたなど、色々な努力をしてきたはずです。英語力を落とさないためにどんな取り組みをしてきたか答えられるように、お子さまと一緒に振り返ってください。

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