帰国生中学入試に合格したら、入学までに何をすべき?

入試お疲れ様でした!

立命館宇治中学、関西学院千里国際、同志社国際の2021年の入試が終了しました。受験生の皆様、保護者様本当にお疲れ様でした。

オンライン受験の方もいましたね。移動がなくて一見楽そうですが、時差のハードルが高かったです。滞在国によっては早朝の受験だったり、小学生にとっては睡魔と戦う遅い時間帯だったり、学校に通いながらの時間調整も大変でしたよね。

少しだけ、ゆっくりしてください

赴任直後は英語が全く分からない状態で現地校やインターナショナルスクールに通い、家族で何時間もかけて学校の宿題に取り組んだという声をよく聞きます。同時に補習校や塾、通信教育で日本の算数や国語を学び、海外赴任に帯同したお子さまは本当に大変な思いをされています。

それに加えて帰国生入試に向けて英検などの対策も・・。国内の中学受験生同様に長時間勉強をしてきましたね。少しだけ、ゆっくりしてもらえればと思います。

国内生は今からが入試本番

立命館宇治中学も関西学院千里国際も同志社国際も、国内生が一般入試で受験する場合、小学4年生から中学入試の塾に週3回以上は通い、夏休みは毎日の夏期講習、今からラストスパートという勉強漬けの日々を過ごしています。

周りのみんなが遊んだり他のお稽古ごとやスポーツに取り組んだりする時間を受験勉強に費やして、海外生と同様に努力しています。

中学受験の算数はもちろん、理科や社会も普通の公立高校レベルの入試問題に余裕で答えられるくらいの知識を身に着けているのです。

入学までにキャッチアップしておこう

今回の入試で合格できたら、そんな国内生たちと一緒に学ぶわけです。できる範囲でいいので、入学してから困らないようにキャッチアップをお勧めします。

国語のキャッチアップをしよう!!

本帰国した方のアンケートでは「国語をやっておくべきだった」という声が圧倒的です。
以前、こちらの記事にかきましたので、よろしければご覧ください。

帰国生アンケート結果 国語を甘く見てはいけない!

問題はどうやってキャッチアップすべきか、ですよね。

  • 知識(漢字、四字熟語、ことわざ、文法や表現技法など)を身に着けること
  • 日本語を書く機会を増やすこと

この2点に絞って取り組むことをお勧めします。去年の受講生は入試終了後12月から3月にかけて、読解演習をしながら知識も身に着けていきました。表現技法は詩や和歌を扱いながら、文法は問題演習に取り組み、四字熟語などは宿題で覚えてもらいチェックしました!

教科書の書き写しがおすすめ

「日本語を書く機会」は、週1回のオンライン授業だけでは難しいのでお父様、お母様にもご協力いただきました。毎日10分間、タイマーで計って教科書の書き写しをしてもらったのです

「たった10分だから頑張ってね」と約束をして、補習校で一度読んだ国語の教科書を毎日10分書き写してもらいました。「先生との約束なんだから頑張ろう」とお母さんも声をかけやすかったそうです。10分だけなので集中できますし、徐々に書くスピードも上がっていきます。

読みやすい字が書けるようになった

お母様が驚かれたのは、字が読みやすくなったことです。海外滞在年数が長いお子さまの保護者様のお悩み「日本語の文字が幼い問題」も改善できちゃいます。是非トライしてみてください。

社会の教科書写しもお勧め

毎日10分教科書の書き写しをすると、国語の教科書が終わってしまう生徒が多いです。その場合、「次は社会の教科書を写しましょう!」と提案しています。社会の教科書を写すことで、日本の地理や歴史の流れを再確認できるから、一石二鳥です!!

算数もキャッチアップしておこう

日本語補習校で日本の算数を理解していたつもりでも、入学後に算数で苦労する生徒もいます。原因は複雑な計算問題を繰り返していないので計算スピードと正確さに欠けることです.

複雑な計算に取り組もう

現地校やインターナショナルスクールでは、計算などの単純な作業は電卓に任せればいいよね?というスタンスで、考えることを重視しますが日本国内の中学受験生はややこしい計算を嫌というほどこなしています。工夫をして速く楽に計算することに慣れています。中学入試用の計算問題集などもお勧めです。

中学受験の算数を勉強する必要はない

よく、国内の受験生が学ぶような「中学受験の算数」を学ぶべきでしょうか?と質問されますが、その必要はありません。中学になったら違うアプローチで数学を学ぶので、教科書レベルより少し難しい問題集に対応できれば問題ありません。

4月にいいスタートを切ろう

受験が終わって少しゆっくりしたら、是非4月にいいスタートを切れるよう、国内の受験生が勉強している今、キャッチアップに取り組んでくださいね。