年々難しくなっている同志社国際高校入試
2025年度の夏編入試験も例年通りなら、第1学年と第2学年の試験が6月の終わりに実施されます。高校編入は若干名の募集で難しいですから、しっかりと準備をして臨みたいです。2月・3月に受講を開始する場合は、以下のようなスケジュールで小論文と面接対策をトータルでサポートします。
急な帰国が決まった方対象の4月スタートのコース設定もありますが、短期間のハードな対策となりますので、2月・3月生コースの受講をお勧めします。
面接・作文対策準備 (3回)
海外経験を振り返って、自分を見つめ直そう
海外で暮らしてきたお子さまは、環境の変化にとまどいつつ困難を乗り越えたり、色々な国出身の生徒とともに学んだり、貴重な経験をたくさんしています。ところが、自己評価が低めでもったいないお子さまが多いです。自分は英語も中途半端だし、漢字は苦手だし、などと思っているようです。
そこで、過去の受験者が面接できかれた質問リストの回答を作りながら、大変だったことをどう乗り越えたか、どんな成長をしたのかを言葉にして、いかにいい経験をして成長できたのか、を実感してもらいます。
また、同志社国際高校の小論文は哲学的なテーマも出題され、書くのに苦労する生徒も多いですが、自分の経験を取り入れると書きやすいです。今までの経験の振り返りは小論文の土台作りにもつながります。
2024年12月入試で合格したご家庭へのインタビューでは、面接対策で子どもが海外経験を振り返り、自分を見つめ直し、将来に向き合えたことが本当に良かった。先生が子どものいいところを引き出してくれて、自信が持てるようになり、入試対策以外のことに取り組む姿勢も変わった。という声が予想以上に多かったです。
志望理由を研ぎ澄ます!
なぜ他の帰国生受け入れ校ではなく、同志社国際高校で学びたいのか、説得力のある志望理由を言えるように学校の研究も欠かせません。
なぜ同志社国際高校で学びたいの?と質問をすると「帰国生が多い学校だから」「色々な国に住んでいた人と一緒に学べるから」といった回答をする生徒が多いです。
立命館宇治高校や関西学院千里国際高等部なども帰国生がたくさんいるけど、なぜ他の帰国生受け入れ校ではなく、同志社国際高校で学びたいのか、一緒に考えていきます。
同志社国際について研究する
一緒に学校のウェブサイトを見たり他の学校と比較したり、学校見学に行ったときの印象を聞いたりしながら、同志社国際のどこが魅力だと思ったのか、同志社国際でどんなことを学びたいのか、どんな活躍ができそうか、探っていきます。
志望理由を考えることで、「同志社国際で学びたい!」という思いが強まる受験生も多いので、時間をかけて準備をします。
英語小論文対策
様々なテーマで練習を
同志社国際高校の小論文のテーマは出題パターンが一定ではありません。過去問題を使って様々なテーマで練習を重ねます。
24年度夏編入試験のテーマを見てみましょう。
「努力」「才能」「運」というキーワードを関連付け、例を挙げてあなたの考えを述べなさい。
Compose an essay connecting the keywords “effort,” “talent,” and “luck.” Explain you ideas in detail, using specific example.
キーワードが3語に!
キーワードを関連付けて自分の考えを述べる問題は今までにも出題されてきました。
今までは「人間」と「紙」や、「他人の幸せ」と「自分の欲望」など、2つのキーワードについて考えさせるものでしたが、今回はキーワードが3つに増えました。
焦った受験生がいたかもしれませんが、するべきことは同じです。努力と才能、努力と運、才能と運、それぞれ2つずつを関連づけて考えてから自分の考えを述べれば問題ありません。そのためにも今まで自分がどんな経験をしてきたかを振り返っておくことは大切です!
論理的な思考力を問われてている
同志社国際高校の入試ではB4の用紙2枚に小論文を書きます。高校受験生は500語以上は書くよう指導していますが、一般的な見解だけで500語は難しいです。自分の経験を踏まえて書くと書きやすいですし説得力も増します!
英語小論文というと、「英語力」を問われているようですが、「論理的な思考力」を問われています。さらにそれを英語で表現できるかを確認されているのです。
多くの生徒が苦労する今までの過去問題としては以下のようなものがあります。
- 社会では、ある人にとっては当たり前でも、ある人にとっては特別に感じられることがあります。具体例をあげて、そのことについてあなたの考えを述べなさい。
- 無駄づかいをしてもやむを得ない状況とはどういう状況ですか。例を挙げて,あなたの考えを述べなさい。
授業では様々なテーマでブレストもします。自分とは違う視点の意見にヒントをもらったり、反論されたりしながらブレストを繰り返すと、どんどん視野が広がり思考力が伸びます。
正しい英語で時間内に書けるように
同志社国際は論理的な文章を書けることが第一で、文法の間違いでは大きな減点はしないと聞いていますが、正しい英語できちんとした書き言葉で書くと印象はぐんと良くなります。
文法の間違いを指摘し、ルールを確認すると短期間で見違えるほど正しい英語が書けるようになります。また、「自分の書く英語に自信が持てるようになった」という嬉しい声を聞いています。
書き慣れてきたら時間配分にも気を付けて、時間内に見直しまでできるように仕上げていきます。
実践的な面接対策(3回)5~6月
同志社国際の入試面接は15分程度です。受験生への質問が12~13分、保護者への質問が2~3分というケースが多いです。
日本語のみの場合と、ネイティブによる英語質問がある場合があるので、両方の言語で練習します。
模擬面接では今までに面識のない講師が担当するので、本番さながらの緊張感も経験できます。姿勢や視線も意識しながら面接練習から模擬面接まで3回で完成させます。
「父」「母」「御校」など、普段は使い慣れない言葉に苦労するお子さまもいますが、「正式な場所で使う日本語を身につけらるいい機会だった」と仰る保護者の方が多いです。
受講料
入会金20,000円
下記コース料金を2月~6回月の5分割で納入いただく場合、各月のご請求額は49,920円
3月=6月の4分割で納入いただく場合、各月のご請求額は62,400円となります。