千里国際の入試では過去2年分の成績書類を提出します。また、学年ごとに成績書類をまとめて、表紙【書式E】を付けて提出することになります。
そろそろ出願書類の準備を始める方が出てきて、受講者の方からLINEで質問が届いています。
書式Eで、よく聞かれることについて、まとめてみます。
学校・コース/教科・クラスの説明
【在籍した学校について】の3番目の項目、学校・コース/教科・クラスの説明は、千里国際が学校の成績を評価するための補助資料です。
記入例では学年や生徒数、教育方針、学校のレベル、ESLの在籍や上位クラスに在籍した科目などについて書かれています。
生徒数や学年などは、記入例のように書けば問題ありません。
成績表を客観的に見直そう
さて、成績表を客観的に見直してみてください。例えば、他の科目は6段階評価の「6」や「5」なのに、Historyだけ「4」がついている場合、歴史は苦手なのかなという印象を持たれるかもしれません。
でも、G6でESLを抜けて、レギュラークラスに入り、歴史の授業に途中参加する形になった、という理由があれば、Historyだけ「4」がつくのも納得できます。G6の「学校・コース/教科・クラスの説明」に理由を記入します。
・数学はgiftedのクラスに入っている
(だから高い成績は取りにくい)
・学校のレベルがとても高く、英国内で上位5%以内に入っている
(校内順位は、それほど高くないが、学校のレベルがとても高い中での順位である)
このような場合も、必ずこの欄で説明してください。
評価の段階や基準
【成績書類について】の2.③成績の段階や基準には、4段階評価、観点別などの評価の仕方を記入します。
国によって、学校によって成績表は様々です。インターナショナルスクールでは、段階別の評価やスコアなどの数値がなく、先生のコメントだけの場合もありますよね。
また、学校によっては、よほど良い成績でないと最高評価をつけない方針の学校もあります。その場合は、この欄で説明するといいです。
ポジティブなコメント
【成績書類について】2.④のポジティブなコメントは、どんどん活用してください。
千里国際の入試では学校の先生のコメントも、しっかりと読んでいます。
プログレスレポートなど、成績書類の先生のコメントを全て読みなおしてください。
インターナショナルスクールでは、1タームの成績表が8枚ほどあることも珍しくありません。
2年間分合計で何十枚もの成績表を確認するのは学校側も大変なので、良いコメントを読み飛ばされないように、褒めてくれているところにはしっかりと線を引いてくださいね。