同志社国際高校合格体験記~高1夏編入~

同志社国際高校編入試験合格体験談

2019年度夏 同志社国際高校の編入試験に合格したKさん、おめでとう。本当によく頑張りました。同志社国際高校の編入試験は、よほどレベルの高い生徒じゃなければ合格できないと、担当の先生からも聞いています。Kさんの合格までの道のりを振り返ってみます。

同志社国際高校編入試験合格までの道のり

ラストチャンスの編入試験にかけたい

Kさんのお母さんから問い合わせがあったのは、今年の2月でした。Skypeでカウンセリングをしたところ、実はすでに2回試験を受けてきたが不合格だったそうです。今年は高校2年生になるので次回の夏の編入試験がラストチャンスだとのこと。

次回こそは合格できるように一緒に頑張りましょう!ということで、まずは体験授業を受けてもらいました。体験授業後、お母様から丁寧なメールをいただきました。

これまでになく細かく、かつ丁寧に分かりやすく教えて頂けたということで、 娘もこれを続けていくことで自分なりに大きな成果を得られるのではないかという自信につながったと話していました。

残された4か月という時間を可能な限り無駄にすることなく、様々な角度から自分自身を見つめ直すキッカケにも してくれたらと願う次第です。そのためにも、何卒お力添え、サポートのほど宜しくお願い致します。

最後のチャンスに向けてKさんとお母さまの真剣な思いが伝わってきました。こうして、「狭き門」同志社国際高校、夏の編入試験に向けての対策が始まりました。

制限時間の壁にぶつかる

最初のうちはエッセイを仕上げるのに、どうしても時間がかかってしまったKさん。「今回の課題は娘にとって、なかなか難しかったようで、2時間近くかけて仕上げていました。時間内で書き上げる事も今後大きな課題だと思っております。」というようなメッセージとともに、お母さまが毎週の宿題を送ってくれました。

担当講師からの報告

担当の渡辺先生は去年の11月入試で同志社国際中学のA選考併願の生徒を2人担当して、2人とも合格の実績があります。Kさんの担当もしてもらうことになりました。

1か月目の渡辺先生からの報告

文法の面では冠詞が抜ける、主語の単複の選択ミスなど細かい間違いはありますが、大きな間違いはなく、内容面も、課題の条件に沿ってしっかり書けています。ただ、エッセイを書き上げるのに現時点ではかなり時間がかかっています。今後徐々に短い時間で書けるようにしていくことが課題です。

私もKさんから送られてくるエッセイは目を通していましたので、哲学的なテーマの多い同志社国際高校のエッセイにきちんと答えられる、論理的な思考力のある子だなぁ。時間制限内に書けるようになれば、可能性があるのでは?と思っていました。

2か月目の渡辺先生からの報告

エッセイの内容については、よく書けるようになってきています。 最初は結構時間オーバーしていましたが、最近はスピードも上がってきました。 パラグラフの構成などはまだ少し改善の余地があるので、本文を書き出す前の構想メモの段階で、パラグラフの構成を決めるように指導しています。 文法は、主語の単複の選択ミスなど細かい間違いはありますが、授業で指摘した点を意識して書いてくれています。 このクオリティを保ちつつ、完成までの時間を短くしていけるように、繰り返していきます。

お母様からは以下のメールをいただきました。

少しずつでも進歩が見られるようで何よりです。このタイミングで劇的なレベルアップを図るのは大変難しいことかと思いますが、一つ一つの積み重ねにより本人が少しでも意識を持ってエッセイを書けるようになってくれれば、それだけでも出来栄えに違いが出てくるのではないかと思っています。残り2ヶ月ほどのご指導かと思いますが、最後の最後まで厳しく細かなご指導を何卒宜しくお願い致します。

出願書類のチェックも重要

そして、いよいよ同志社国際の編入試験まで1ヶ月半という状況となり、学校のHPにも正式な入試要項が公開されました。出願書類の『帰国生徒在籍学校レポート』の書き方についてお母さから相談がありました。「最後のチャンスという強い思いのもと、出来うる限り可能な準備は尽くしておきたいのです。」とのことでした。

そこでKさんが書いた下書きと、2015年度から2018年度Q1までのインターナショナルスクールの成績表を送ってもらい、SkypeでKさんと話をしながら、在籍学校レポートの書き方について アドバイスをしました。

以前、他の記事にも書きましたが、在籍学校レポートは成績表の補助資料のようなものです。ELLのクラスを抜けたから、いったん成績が下がったとか、特殊な科目で成績がつきにくいなど、Kさんの不利になるかもしれないことの理由が分かるように書きなおすべき個所を指示しました。

次の日には、ばっちり書き直したレポートを送ってきてくれました。これで提出書類は問題ないはずです!

その後も6月29日の入試まで、Kさんと渡辺先生エッセイのレッスンは毎週続きました。時間制限内に質の高いエッセイが書けるようになってきましたが、とにかく難しい同志社国際高校の編入試験です。今年の説明会に参加された方も「高校の編入試験は、よほど高いレベルの受験者でないと合格できません」と言われたそうで、「可能性が低いなら諦めて別の学校を考えるべきでしょうか?」と相談を受けたくらいですから、結果が分かるまでドキドキでした。

そして、本番の入試が終わり発表はその次の日(日曜日)でした。他の生徒たちからは合格の報告メールが来たのですが、Kさんからは連絡がなく。。その翌日、やっぱり難しかったのかなあと思いながら教室で仕事をしていたら、Kさんから教室に電話がかかってきて、「合格しました!」とのこと。直接伝えたかったのですね。本当によかったです。渡辺先生にもすぐに連絡を入れ、大喜びしました。

後日、お母さまからあらためてメールをいただきました。

本人からも連絡させて頂いたかと思いますが、この度、同志社国際高校の夏編入試験で合格を頂くことができましたことにつきまして、今年からの御校のご指導、ご協力に対しまして心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

ここまで、決して平坦ではない道のりでしたが、御校の渡辺先生よる根気強いご指導のおかげで本人も最後まで諦めずに臨むことが出来たものと思っております。

合格掲示板を見て涙していた娘の姿から、今回にかけていた本人の強い思いを改めて感じ、成功体験を得させてあげられたことが親として一番の喜びとなりました。 本当にありがとうございました。

Kさんの合格体験記

私が受けた編入試験の内容は英語のエッセイと面接、書類審査だった為、住んでいる現地ではインターナショナルスクールに通っているとはいえ、どのように受験勉強をしてよいか分からず両親に相談をしたところ、関西地区の学校に強く、海外にいてもオンラインで授業を受けられる塾を母がネットで探してくれました。

そして、受験の約半年ほど前からYOU学舎でお世話になりました。私はその時まだ海外にいたので、スカイプを通したオンライン授業を週に一回受けていました。授業方法は、先生から毎週エッセイの課題テーマをもらい、私が宿題として書いたエッセイを先生と一緒に添削するというやり方でした。

私の担当の先生はとても優しく、わかりやすく教えてくださり、文法と言葉選びを徹底的に直してもらったので、添削前のエッセイと添削後のエッセイとではクオリティーがとても違いました。親身になって全力で教えてくださった先生には感謝しかありません。

試験当日の面接では、①志望理由 ②滞在国と日本の違い ③滞在国のいいところと日本のいいところ④学校で読んだ本の紹介(外国人の先生に英語で質問されました)とその本から学んだことでした。 面接に対しては、質問されそうな内容を事前にノートにまとめ、時間のある時に練習したり整理をしていたので、試験当日はそれほど緊張することもなく和やかに受けることが出来ました。

コツコツ地道に努力したことが最後に実りとなり、私はとても嬉しかったです。ですから、今受験に向けてがんばっている受験生の皆さんにも全力で勉強して、是非とも最後に達成感を味わってほしいです。

最後にYou-学舎の先生方、本当にありがとうございました。私もこれからの学校生活をより一層充実させたいと思います。

Kさん、本当に合格おめでとう。

どんどん人気が高くなってきている同志社国際中学・高校。受験を考えている方はしっかり対策をしてくださいね。