中1の12月から数学と国語の学習スタート
アメリカに住んでいる中学3年生のKくん、中学1年生の12月からオンライン授業で日本の国語と数学を学んでいます。学習し始めたときのお母さまの希望は、社会で通用する国語力を身に付けさせたいとのことでした。
初めて国語が楽しいと思った
帰国する予定はないし、日本の高校、大学に行くかアメリカの大学に行くかも分からないとのこと。マイペースで学習を進めていきましょうという話になりました。
体験授業で国語を学習してみて「初めて国語が楽しいと思った!」というKくん、古文漢文は置いといて、現代文をしっかり学ぶことになりました。
マイペースで高校入試レベルまで終了
中学1年生レベルのテキストからスタートしました。漢字は弱いですが読解力はあるので、どんどん力がついていきました。
今も相変わらず漢字には苦労して、毎回宿題を出されていますが、語彙力もついてきてマイペースと言いつつ、難関高校受験レベルのテキストを終え、来月からは高校レベルの問題集に入ります。
得意な数学もやってみたい
日本式の数学で学ぼう
国語の学習を始めて、少し経ったころ「数学の授業もやってみたい」ということで、数学も学び始めました。
日本の学年では中学1年生のKくん、アメリカでは中2の学年で、数学の授業は結構進んでいるので、現地校に沿った内容で日本語で学んでいくこといなりました。
現地校は電卓を使うことが多いのですが、あくまでも「手計算」で学ぶことに。そこは保護者の方も「日本式」にこだわったようです。
どんど難しいことにチャレンジしたい!
現地校では先生が作ったプリントを中心に進めていて教科書は使ってないとのことで、そのころは平方根の計算をやっていました。
現地校の授業で、「2次方程式の解き方がわかるとこれが解けるんだけど、まだ習ってないからね」
みたいなことを先生がおっしゃったようです。Kくんとしては、どうしてもその問題の解き方を知りたい!と思いオンライン授業のときに、そんな話をしたようです。
担当講師が二次方程式の解法を一通り解説すると、結局は「解の公式」と「平方完成」のやり方を知りたかったようで、
「わかった時はそれはもう満足げな表情をしてくれていました^^」と講師から報告が入るほど、貪欲に学ぶKくん、どんどん進めていくことになりました。
数学的に美しい式が好き!
国語に比べて数学は好きなので、三角比の相互関係を扱ったとき、「こういう数学的に美しい式が好きみたいです。いいところを伸ばしてあげられる授業をせねばと思います。」と講師から報告がありました。講師も教えるのが楽しそうです。
どんど吸収してくれるKくんに、中学の二次方程式を学ぶときには高校の二次方程式まで学んでいくように、系統立てて高度なレベルまで一緒に学んできたので、中学3年生の7月で高校の数ⅡBを学び終えてしまいました!
来月からは数Ⅲを学びながら数Ⅰの二次関数などの復習も進める予定です。学校に関係なく「超高速なマイペース」で学び続けているKくん、これからの学びも楽しみです。
彼の成長を見ていると、日本の学びと海外の学びを並行して進めていける環境にいるって幸せだなあと思います。海外に滞在しているからこそ、日本と海外のダブルの学びで未来の可能性を伸ばしていきたいですね。