【立命館宇治中学ICコース】2024年度入試対策コース~英語資格対策が必要な方向け~

立命館宇治中学ICコースの入試はS方式(推薦)・A方式(一般)・B方式(一般)の3つの方式があります。推薦入試と一般入試では合格率が大きく違うので、是非推薦入試で出願したいです。6年生の夏休み中に資格が取れれば11月入試に申請できますし、去年も10月に何とか資格基準をクリアして、1月の推薦入試で合格した生徒もいます。

面接・小論文・志望理由書 基礎準備(3回) 

自分を見つめ直すことが、他の取り組みにもつながる

海外で暮らすお子さまや、インターナショナルスクールで学ぶお子さまは環境の変化にとまどいつつ困難を乗り越えたり、色々な国出身の生徒とともに学んだり、貴重な経験をたくさんしています。ところが、自己評価が低めでもったいないお子さまが多いです。自分は英語も中途半端だし、漢字は苦手だし、などと思っているようです。

そこで、過去の受験者が面接できかれた質問リストの回答を作りながら、大変だったことをどう乗り越えたか、どんな成長をしたのかを言葉にして、いかにいい経験をして成長できたのか、を実感してもらいます。

2022年11月入試で合格したご家庭へのインタビューでは、面接対策で子どもが海外経験を振り返り、自分を見つめ直し、将来に向き合えたことが本当に良かった。先生が子どものいいところを引き出してくれて、自信が持てるようになり、入試対策以外のことに取り組む姿勢も変わった。という声が予想以上に多かったです。

面接質問リストの回答を作成する!

まずは質問リストの回答を作成していきます。今までの経験を振り返るとともに、日本と滞在国の違いや、将来の夢、志望理由などを考えます。

なぜ他の帰国生受け入れ校ではなく、立命館宇治中学で学びたいのか、説得力のある志望理由を言えるように学校の研究も欠かせません。志望理由を考えることで、「立命館宇治で学びたい!」という思いが強まり、英語資格の対策に意欲的に取り組むようになる受験生も多いです。

小論文では自分の経験を入れると説得力が増すので、小論文対策のためにも自己分析や学校研究は大切です。

英語資格対策

推薦入試の語学資格の基準は毎年見直されるので、HPには載っていませんが説明会では英検、TOEIC、TOEFLjuniorなどの基準点を教えてくれます。低学年で帰国したお子さまや、在外経験がなく日本国内で英語を学んできたお子さまにとって英検準1級など、国際推薦入試の英語資格は、かなりハードルが高いです。

滞在国によって受けられる試験の種類が様々なので、受験可能な試験に合わせて週1回のペースで対策を進めます。

小・中学生にとって英検準1級やTOEICには色々な壁がある

毎週のチェックで語彙力アップ

現地校やインターナショナルスクールで、日ごろから英語を使う生活をしていると、小学生でも英検2級までは結構すんなりと合格できますが、準1級はなかなか難しいです。
一番の原因は語彙力です。普段は使わないような単語がたくさん出てきて、「学校の友達も誰もこんな単語知らなかった!こんなの覚えたくない!」とアメリカ現地校に通うお子様が文句を言っていました。
ズラッと並んだ単語のリストを覚えるのは大人でも気が進みませんよね。一人でコツコツと単語帳を使って覚えるのは大変なので、一緒に目標を決めて毎回の授業で単語覚えのチェックをしていきます。

小学生にはこちらの単語帳をお勧めしています。

Reading対策 

単語が分かれば文章が理解できて問題が解けるのか?というと、実はそうでもありません。英検準1級は日本では主に大学生や社会人が受験します。

文章の背景知識、経済的な問題や環境問題などを知らないと、内容が理解できないことも多いです。
TOEICの場合はビジネスメールが出題されることもあり、「人事部って何?」と言うこともありますし、「助成金?ただでお金がもらえるの?なんてこともあります。


そういうときは調べ学習をしてもらったり、一緒にネットの記事を見たりしながら解決していきます。
色々な知識を小中学生のうちに身に着けていくことで単なる英語力向上だけではなく、思考力や論理的思考も養えます!!

問題を解くコツをや出題パターンを身に着けよう

日本で高校受験、大学受験を経験した日本国内のの英検受験者たちは、当然のように段落ごとに消去法を使って問題を解いていくのに比べて、日ごろから英語を使う小学生のお子様は、ざっと英語を読んで直感的に答えを選んでいきます。
そんなお子様たちは英検の問題のつくりを理解して解き方を工夫すると、一気に正答率が上がります!!

Writing対策

正しい英語を書けるように徹底指導

英検の場合は毎週Writingの宿題を出し、授業の前日までに提出してもらいます。
最初は添削で真っ赤になることもありますが、何となく話したり書いたりしていた英語を見直すいい機会です。文法のエラーを指摘し、解説をすると授業を重ねるたびに、どんどん正しい英語を書けるようになり、自信をつけていきます!

論理的な文章を書けるように

毎週の授業で、きちんとした構成でテーマに沿った論理的な文章を書けるよう、練習を繰り返します。

Writingでも出題テーマに関する知識が足りず、何を書けばいいのか分からないことがあります。
特に小学生はテーマによって、作文のできが大きく変わることがあります。そこでテーマの解説をしたり調べ学習を宿題にしたりします。Reading同様、単なる英語力だけではなく知識を身に着け思考力を磨きます。

出願書類対策

志望理由書は夏休みに作成すべし!

11月の国際自己推薦入試に出願される方は、8月終わりから10月初旬に志望理由書を提出します。立命館宇治中学の志望理由書は、書き方に指定がなく自由度が高い分、他の受験者と差をつけやすいです。

書類作成にお勧めの時期は夏休みです!入試基礎準備で使った面接対策シート振り返りや志望理由をベースにして、しっかりと文章で表現できるように推敲を重ねていきます。

じっくり時間をかけて完成させたいので、9月に新学年(または新学期)が始まってから学校の課題と並行して仕上げるのは危険!です。去年の受講者も「勧められたとおり、夏休みに書類を完成させておいて良かった!」という声が多かったです。

クオリティの高い書類にするため、時間のある夏休みの間に、出願書類を仕上げるのが鉄則です。

小論文対策(英語または日本語)

英語資格の基準をクリアできたら小論文対策へと進みます。
S方式・A方式の小論文は日本語か英語か、どちらか得意な言語を選択できます。オンラインB方式は日本語小論文です。

会場入試 S方式・A方式

文章読解と小論文の2つのセクションに分かれています。前半は文章読解で、内容把握や語彙、記述問題があります。後半は文章の内容に関連したテーマで小論文(英語は300~500ワード、日本語は600~800字)を書きます。試験時間は80分です。

「読解力」「思考力」をチェックできる新聞・雑誌記事からの出題が多いです。

サンプル問題では、まずナイチンゲールに関する「毎日小学生新聞」の記事を読み、それに関する語彙や内容把握の質問が続きます。その後、小論文のテーマが与えられます。

フローレンス・ナイチンゲールは彼女が生まれてから 200年後も人々の記憶に残っています。なぜなら彼女が社会を大きく改善させたからです。あなたの知っている人でも有名な人でもかまわないので、社会をより良いものに変えて、長い間人々の記憶に残るような人について600字から800字にまとめて書いてください。 なぜその人が記憶に残るのか、例を挙げて説明してください

誰を選ぶのか、自分の中に引き出しがないと難しいです。様々なテーマの文章を読み、背景知識も理解して、それに対して自分はどう考えるか、自分の考えをまとめて、表現できるようにする必要があります。

様々なテーマの文章を読み、背景知識も理解して、それに対して自分はどう考えるか、自分の考えをまとめて、表現する必要があります。

オンライン入試 S方式・A方式・B方式

Zoomの画面共有で出題されるので、文章読解はありません。小論文のテーマのみ与えられます。

サンプル問題

日本の90%以上の中学校で制服が指定されてるという現状があります。個性の時代と言われる現在、はたして学校の制服は必要なのでしょうか。400~600字であなたの意見を述べなさい。

試験時間は60分で、日本語は400~600文字、英語は250~400ワードの小論文です。

日本語を選んだ場合は、原稿用紙の使い方にも気を付けるようにという指示もあります。文章読解がないだけに、馴染みのないテーマが出ると危険です。様々なテーマで練習をしていきます

しっかりした構成で論理的な文章を書けるように

結構長い文章を書くので、最初はなかなか時間内に書けないお子さまが多いです。初めのうちは、納得できる内容が書けるまで、時間は気にせずに取り組みます。

与えられたテーマに対する自分の考えを明確にし、しっかりした構成で論理的な文章を書けるように練習を重ねていきます。

試験時間を意識して時間内に書けるように

小論文に書き慣れてきたら時間配分も意識します。試験時間内に、自分自身の考えをまとめて見直しもできるように練習し、自信をもって入試本番に臨めるように対策を進めます。

英語を選択した場合は、文法的に正しい英語が書けるように

文法を意識せず、自然に英語を話したり書いたりしてきたお子さまは、英語で意思疎通ができても正しい英語が使えていないことが多いです。小論文対策の授業では、文章構成や英語表現の添削と同時に文法の間違いを指摘しながら、文法の仕組みも解説します。

理屈が分かると、見違えるように正しい英語が使えるようになり、自分の英語に自信を持てるようになります。

実践的な面接対策(3回)

10~11月に実践的な面接対策を実施します。

受講開始時に作成した面接対策シートのリストを見直して、実践的な面接練習を繰り返します。

姿勢や視線にも気を付けて面接練習を重ね、模擬面接では面識のない講師が担当するので、本番さながらの緊張感も経験できます。3回の対策授業で完成させます。「父」「母」「御校」など正式な場所で話す日本語を身につけられたのが良かった、という保護者の方が多いです。

受講料

入会金 20,000円

日本国内で受講される方は消費税がかかります。
分割払いも承ります。詳しくはお問い合わせください。